新型コロナウイルス感染拡大やGIGAスクール構想の取り組みの影響で、学校や塾、習い事や家庭での過ごし方に変化が起きていることが推測される小学生。生活リズムの基本となる起床・就寝時刻にその一端はみられるだろうか。

全学年の平均就寝時刻は21:40で、2020年度調査（平均就寝時刻は21:42）と比較すると2分早くなっているものの、大きな変化はみられなかった。時間ごとの分布や学年ごとの傾向にも変化はみられず、学年が上がるにつれて就寝時刻は遅くなっていることがわかる。

2021年度調査の「起床時刻」は学年による変化がほぼみられない一方、小学5年生で22:00以降に就寝する割合が47％、小学6年生で55.5％と顕著である。これは塾や習い事など、高学年になると放課後の活動が変わることや、通信機器の使用率が上がることも関係するのかもしれない。