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一番好きな教科と嫌いな教科は何ですか。
【図23】好きな教科
【図24】嫌いな教科
小学生が「一番好きな教科」に選んだのは、7年連続で「算数」となった。続いて「体育(保健体育)」、「図画工作」、「好きな教科はない」、「国語」の順となっている。一方で「一番嫌いな教科」については、「嫌いな教科はない」を除いて、1位が「算数」、「国語」、「体育」、「社会」の順となった。「算数」「体育」「国語」の3教科については、「好き・嫌い」それぞれで上位に入っている。
好きな教科でトップの「算数」についてみると、全体では好きな教科の20%に当たるが、男子と女子を比較すると、男子が26.5%、女子が13.5%と大きな差が見られる。この傾向は小学1年生から6年生まで変わらない。「算数」は嫌いな教科としてもトップになっており、こちらは女子が32.0%で男子が17.2%と、女子の約3分の1が「算数」を嫌いと答えている。「好き・嫌いな教科」で男女の割合が反対の関係にある構図は、1999年の調査以来続く傾向だ(※1)。
「好きな教科」で2位の「体育」も男子の割合のほうが高いが、3位の「図画工作」、4位の「国語」、6位の「音楽」については、女子の割合のほうが高くなっている。4位までの順位を見ると、男子は全体の順位と変わらないが、女子は「図画工作」「国語」「算数」「体育」の順となり、上位の2教科が入れ替わる。
2020年度調査時より小学5、6年生では教科化され、教科書も使われるようになった「外国語」については、「好きな教科」・「嫌いな教科」ともに3%弱で、好き嫌いがはっきりするのは中学生になってからと言えそうだ。(2020年の中学生の調査では、好き嫌いとも14%台となっている。)