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【図1】朝はふだん何時頃に起きていますか。(※1)
新型コロナウイルス感染拡大やGIGAスクール構想の取り組みの影響で、学校、塾、習い事、家庭での過ごし方に変化が起きていることが推測される小学生だが、生活リズムの基本となる起床・就寝時刻にその一端はみられるだろうか。
小学生全体の平均起床時刻は6:39であり、2020年度調査時(平均起床時刻は6:35)よりも4分ほど遅くなったものの、大きな変化はみられなかった。平均起床時刻が少し遅くなっているのは小学2年生を除いた全学年に共通している傾向であるが、2021年はとくに「7:01~7:30」「7:31以降」の層が小学2・6年生で平均1.5ポイント減少しているのに対し、他学年が平均7ポイント増加、とくに小学5年生が14ポイント増加していることが要因として考えられる。
起床時刻は小学1~6年生の間で大きな変動はないものの、就寝時刻の調査では学年が上がるにつれて顕著に遅くなっていくため、高学年になるにつれ睡眠時間が短くなっていく点には留意しておきたい。
※1 2020年度調査から平均起床・就寝時刻の算出方法を変更しています。2010年~2019年度調査と比較してウェイト値を15分繰り下げているため、該当期間の調査と比較する場合は、過去のデータから15分マイナスした数値を採用している点にご留意ください。