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白書シリーズWeb版

小学生白書Web版 2021年8月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活・学習に関する調査」

5.メディア・通信機器について
自由に使える通信機器
★「学校から配られた」PC、タブレット大幅増。

【図9】家庭内で自由に使える通信機器を教えてください。(複数回答可)

↑クリックすると大きな図が見られます

小学生は家庭内で、どのような通信機器を利用しているのだろうか。

全体平均をみると、家族と共有で使うものは1位「ゲーム機」(27.8%)、2位「パソコン」(26.8%)、3位「タブレット」(26.3%)であった。一方、子ども専用の通信機器は1位「ゲーム機」(23.6%)、2位「スマートフォン」(16.8%)、3位「タブレット」(15.9%)であった。

同様の質問をした2020年度調査と比較すると、子ども専用の通信機器の順位に変動は見られないが、GIGAスクール構想で1人1台端末の整備が進められた影響からか「学校や塾から配られたパソコン」は1.5%から12.0%、「学校や塾から配られたタブレット」は5.0%から15.2%へと大きく増加したことがわかる。

また、家族と共有で使う通信機器の1位が「パソコン」から「ゲーム機」へと入れ替わっている。これは新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛が求められる中、巣ごもり生活でゲームの需要が高まったことが背景として考えられる。

ゲーム機は、ゲームのダウンロードや通信対戦だけではなく、ゲーム機からSNSなどを利用することも可能である。通信機器は世界中の人との繋がりを豊かにする一方、依存の誘発や悪性サイトへの誘導、機器のウイルス感染、詐欺行為などの危険も潜んでいる。(※1)ゲーム機にもスマートフォンやタブレットと同様に、ペアレンタルコントロール機能を設定するなど、安心・安全なインターネット環境整備が必要だろう。