小学生の習い事としてもっとも高い割合を占めているのは「水泳」で、25.7％という結果となった。

2020年度調査で小学生女子の1位となった「音楽教室」を除き、「水泳」はここ数年連続して首位を守っている人気の高い習い事であり、2021年は男女ともに1位となった。とくに低学年から中学年までの人気が高く、小学3年生までは全体の約3割が水泳を習っている。

一方高学年になると、全体ランキングで2位の「受験のための塾・学校の補習のための塾」がトップになる。全体では18.7％だが、小学6年生では32.5％になることから、学年が上がるにしたがって、「水泳」人気と「塾」人気は入れ替わるようだ。

3位以下は僅差で「通信教室」、「英語塾・英会話教室」、「音楽教室」と続く。2020年度調査で6位だった「サッカー・フットサル」(7.1％)が2021年は8位(6.4％)となったが、全体的な傾向は2020年度調査とほぼ変わらない。

2020年度から小学生でプログラミング教育が必修となったことや、「将来つきたい職業」調査で「YouTuber」の人気が高いことを考慮し、「プログラミング・ロボット教室」、「プログラミング・動画制作以外のPCスキル」、「動画制作・編集」の項目に着目したものの、合わせて2.8％と低くとどまった。しかしながらこれらのIT関連の習い事は毎年微増傾向にあり、「将来つきたい職業(全体ランキング)」の2位がYouTuberであることからも、この分野はこれからさらに伸びていく可能性が考えられる。