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【図25】学校の授業で将来役に立つと思う教科は何ですか。
「好き・嫌いな教科」とは別に小学生が「将来役に立つ」と思っている上位3教科は、「算数」「国語」「外国語」であった。前回調査である2018年度調査の結果と変わらず、この3教科が全体の71.2%を占めて際立っている。
中でも「算数」は32.2%を得ており、2位の「国語」(22.9%)から約10ポイントの差をつけて1位となっている。男女別でみると、「算数」は男女とも1位とはいえ、男子が36.7%なのに対し、女子は27.7%と9ポイント少なく、「好きな教科・嫌いな教科」の調査結果でも男女で大きな違いがあったのと同様の傾向がうかがえる。一方、2位の「国語」の男女差は小さい。
小学3~6年生だけでみると、全体で2位の「国語」よりも3位の「外国語」を選んだ割合のほうが高い。「外国語」が教科に加わる3年生以上(3、4年生は「外国語活動」)を母数として補正すると、「外国語」の割合は24.1%と「国語」の22.9%よりも大きくなるので、実質的な順位として2位は「英語」と言ってもよいかもしれない。「英語」は特に3~5年生女子での割合が高いという特徴がある。1、2年生で30%以上あった「国語」は、3~6年生では20%前後と大きく減っている。