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【図26】ふだん家のどこで学習することが多いですか。
学習環境は、成績との関係性について各種メディアでも語られるなど、関心が高いテーマである。小学生はふだん、家のどこで勉強しているのだろうか。
全体でみると「リビングダイニング」が72.8%を占め、圧倒的な1位である。しかし、学年別にみると低学年と高学年の差は大きく、小学1、2年生の82.0%に対して、小学6年生では59.0%となっている。一方、高学年になると「自分の部屋(ひとり)」の割合が小学5年生で14.0%、6年生で17.0%となりその割合が高まっている。男女別にみると、女子は学年が上がるにつれて「自分の部屋(ひとり)」が急速に増え、5、6年生で20.0%となり、男子の数字と大きな差がみられる。
リビングは、くつろぎのスペースとして周囲に家族がいることや、テレビなどからの話し声が聞こえるなど、必ずしも学習に適さない条件が含まれている可能性が高い。一方で、家族が子どもの学習状況を把握しやすいなどのメリットもある。家族構成や住環境の構造など様々な要因により学習の質は左右されることが想像されるが、これについては同時に行った調査「家庭学習の集中度合」と「家庭学習を阻害するもの」を参考にしていただきたい。