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【図3】自由に使える毎月のおこづかいの金額(平均)を教えてください。
高校生はおこづかいをどれくらいもらっているのだろうか。
高校生でおこづかいを「もらっている」割合は86.2%であり、全体平均金額は7,014円であった。学年が上がるにつれて平均金額も上がるが、なかでも「10,000~20,000円未満」「20,000円以上」もらっている割合が高校1年生から高校3年生になると2~3倍の割合になる点は興味深い。平均金額の上昇はこの層が後押ししているようだ。
昨今は経済不安からマネーリテラシーの重要性が注目され、大人から子ども向けまでお金に対する考え方や使い方、貯め方に関するスクールや教材が増えている。さらに2022年4月からは、新学習指導要領の高校家庭科で金融教育を学ぶことになる高校生。今後その影響が、高校生のお金の使い方の意識にどのように反映されるのかについても注目したい。
【図4】(おこづかいをもらっている人対象)
毎月もらっているおこづかいの主な使い道は何ですか。(複数回答可)
高校生のおこづかいの主な使い道は何だろうか。おこづかいを「もらっている」517人に質問した。
1位は「貯金」(49.3%)、2位「本・雑誌」(27.9%)、3位「美容・コスメ」(27.7%)、4位「洋服や服飾品」(25.7%)となった。2018年に行った「自由に使えるお金(使い道)」の調査と比較すると、使い道の上位は前回とほぼ同様だが、2021年は「貯金」が突出したというのが特徴的で、割合も15ポイント上昇している。2021年度は小学生の調査でも、おこづかいの主な使い道は「貯金」が1位となり、2020年度調査よりも約10ポイント上昇している。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年は高校生が外に出かける機会が減ったのは確かだろう。その結果、お金を使う場面が減り、その分が貯金に回ったのかもしれない。