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【図5】2021年のお正月にもらったお年玉の総額(すべてを足した金額)を教えてください。
2021年のお正月に、高校生はどれくらいお年玉をもらったのだろうか。
高校生全体でお年玉をもらった割合は88.8%で、全体の平均金額は28,145円だった。
前回の調査時(2018年)の「もらった」割合は92.3%、平均金額は22,579円だったため、2021年度調査の平均金額が前回調査時より5,566円と大幅に増加している点が特徴的である。
2021年の小学生の調査では全体の平均金額が20,822円で、2016年から少しずつ増額していた傾向が2021年で止まった結果となっている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で親族が集まる機会が減ったのは小学生も高校生も同じだとすると、お年玉1件あたりの金額の増減に小学生と高校生で違う傾向があるのかもしれない。いずれにせよ、小学生と高校生のお年玉事情は少し異なるようだ。
【図6】(お年玉をもらっている人対象)
あなたが2020年にもらったお年玉の主な使い道は何ですか。(複数回答可)
「お年玉をもらった」と回答した533人に対し、その使い道を質問した。
前回の2018年度調査と上位は変わらず、1位「貯金」(71.9%)、2位「洋服や服飾品」(22.3%)、3位「本・雑誌」(21.2%)となり、「貯金」が2位以下と大きな差をつける結果となった。2021年の特徴的な点は、「貯金」の割合が2018年の52.2%と比較して約20ポイント増加していることである。これは男女共にみられる傾向で、高校生男子は53.1%(2018年)→74.5%(2021年)、高校生女子は51.3%→69.2%となっている。同時に実施した小学生の「お年玉(使い道)」調査ではこのような特徴はみられないが、小学生の「おこづかい(使い道)」の調査結果では同様の傾向があり、2020年度調査時よりもその割合が約10ポイント増加している。
その他に特徴的な点としては、4位「美容・コスメ」(21.0%)が挙げられる(※1)。男子は学年が上がるにつれて割合も増える傾向もあり、高校生男女共通の美容に対する意識の高まりがうかがえる結果となった。
※1 2018年の調査では「化粧品(「制汗剤を含む」)という文言の選択肢のため、2020年の「美容・コスメ」と厳密な比較はできない。