2018 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2017 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2012 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2011 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
12月
リズム・セミナー(導入編)に行ってきました!
こんにちは! 今回は、担当者(ゆ)が、あかね先生の「リズム」のセミナーレポートをお届けします。
セミナーでは、リズムがすばやく身につく楽しい工夫が盛りだくさんでした。例えば、音符に名前をつけるというもの。あかね先生は、4分音符を「くろぼうちゃん」、2分音符を「まるぼうちゃん」、4分休符を「うんちゃん」と呼びます。こうすることで、お友だちと遊ぶ感覚で楽しく音符や休符のかたちを覚えることができますね。そして、からだを使った「両手打ち」。4分音符は“たん”と大きな声で言いながら、胸の前で両手をたたきます。2分音符は“たーあん”。“たー”で胸の前で両手をたたき、“あん”でロケットを打ちあげるように、合わせた手をおでこのあたりまであげます。からだを使ってリズムを表現することで、音の長さの違いが染み込んでいく感覚がしました♪
さらに、「拍子打ち」。大きな声でリズムを言いながら、左手で拍、右手でリズムを刻みます。はじめは簡単なリズムでしたが、だんだん複雑になってきて冷汗が…。そんなとき、あかね先生の「大きな声で元気よく」の声が! 大きな声を出すと、拍と音符の長さが頭の中で整理され、手の動きも堂々と表現できることを体感しました。わずかな時間でも少しずつリズムが身についていく感覚があり、まるであかね先生の魔法にかかったようでした♪(ゆ)
今月のセミナースケジュール
11月
あかね先生のレッスンルーム⑧
今月は、先月号に引き続いて「おんぷ」のセミナーから【せんのおうた】をご紹介いたします。
レッスンでは、子どもたちがこの歌を歌いながら、「大譜表マット」の上を歩く!…ということで、セミナーでも、受講者の方に体験していただいています。歌にすると、不思議と難しい言葉や単語も覚えてしまうものですね。「そしれふぁら どみ そしれふぁら」という語呂も難なくクリアです。
【せんのおうた】の楽譜は未公開…セミナー会場で何度も歌いますので、簡単に覚えてしまいますが、あかね先生の想いは、「先生方にオリジナルの曲を作ってほしい」ということ。
「生徒さんは、“先生がみんなのために、オリジナルで作ってくれた”というライブ感に感動するもの。ピアノ指導の知識をお持ちなら、必ずできるので、頑張って!」とあかね先生。“世界にひとつだけの曲”にぜひトライしてみてくださいね。(いも)
*「おんぷ」のセミナー:楽しくおぼえる「おんぷ」のレッスン~大譜表の「おんぷカード」を使って~
10月
楽しくおぼえる「おんぷ」のレッスンのセミナーに行ってきました!
今月は、「*おんぷ」のセミナーから「せん」と「かん」のおはなしです。セミナーでは、大譜表内の25個の音符をグループに分けて覚える方法を伝授していただきます。どんな生徒さんでも、このシステムで指導すると“数え読み”をしなくなるとか。
下図のように「せん」グループと「かん」グループに分けて、グループごとに覚えていく方法です。
「せん」グループは図1のように、あかとオレンジの…“そしれふぁら”の間にみどりの“どどみ”が挟まれている、ということを説明するのですが…説明をきくだけではわからないですよね。そこで、セミナーでは、あかね先生がオリジナルで作られた「せんのおうた」という歌をご紹介しています。
子どもたちが大好きなこの歌については…次号で! お楽しみに☆ (いも)
『みんなだいすき!おんぷカード』/『みんなだいすき!おおきなサイズのおんぷカード』より
*「おんぷ」のセミナー:楽しくおぼえる「おんぷ」のレッスン〜大譜表の「おんぷカード」を使って〜
今月のセミナースケジュール
9月
楽しくおぼえる「おんぷ」のレッスンのセミナーに行ってきました!
こんにちは! 今回は担当者(ゆ)が、あかね先生の「おんぷ」のセミナーレポートをお届けします。
「おんぷ」のレッスンでは、「子どもたちの目線に立った教え方」が印象的でした。
私たち大人が当たり前だと思っていることが、子どもにはできないもの。そんな子どもたちにとって、譜読みは大きな壁ですね。でも、あかね先生流の音符の覚え方にはp楽しく覚えられる工夫が盛りだくさんでした。
その中のひとつが、音符をせんとかんのグループに分けて覚えるという方法です。
ドやミなど、五線譜の線上にある音は「せん」、レやファなど、線の間にある音は「かん」と呼んでいます。はじめにせんの音を覚えたら、次はかんの音。「そしれふぁら の そ♪」、「そしれふぁら の ら♪」と何度も声に出すことで、楽しみながら自然に音符の位置を覚えることができます。
あかね先生のセミナーで音符を絵として認識するという考え方を知り、譜読みが苦手な私も抵抗感がなくなりました。楽譜を「読む」というよりも、「見る」ということがポイントですね。はじめてピアノを教わる子どもたちが、「見る」譜読みの方法からスタートできると、ピアノがもっと楽しく感じられますね。あかね先生の「ピアノの楽しさ」への近道をまたひとつ垣間見ることができました♪ (ゆ)
今月のセミナースケジュール
8月
はじめまして。今月は、ピアノ初心者の私 (ゆ) が、丸子あかね先生のセミナー「ピアノ・テクニックのレッスン法」をレポートします!
「先生の音、まるで3Dの映像を観ているみたい!」。初めてあかね先生の音を聴いた時、その生き生きとした音色にワクワクしました。まるで音の形やイメージが浮かび上がってくるよう。
先生は子どもに“イメージさせること”を大切になさっています。例えば、スタッカートをきれいな音で弾くには、「ティッシュをとるときの手の形をイメージして」とあかね先生。スッとティッシュをつまみあげる様子が、スタッカートの軽やかさと重なりますね。音の少ない曲でも子どもがイメージを膨らませながら弾くことができるような、わかりやすい言葉で伝える指導法が印象的でした。私もスタッカートを弾く感覚を少しつかめたかも♪
“音をよく聴くこと”にも重点が置かれています。レガート奏法の指導では、フレーズの到達点と終着点を決め、そこに向かって手首の位置を変えて弾くとなめらかで音楽的な流れになることを実感できました。自分の音を聴いて、演奏の幅が豊かになることを感じると、どんどん楽しくなりますね。
あかね先生の考え抜かれた指導法の一つ一つが、この“ピアノの楽しさ”につながっていると感じました。楽しみながら練習することが、すてきな音への近道なのですね♪(ゆ)
今月のセミナースケジュール
7月
今月は、「おんぷ」のセミナー*から【「せん」と「かん」の覚え方】をご紹介いたします。
五線に並んでいるたくさんの音符たち、これらを視覚的に覚えましょう! というプログラムの第一歩は、線の上にある「せん」、線と線の間にある「かん」の認識です。
まずは、音符部分だけを拡大して切り取った「せんカード」と「かんカード」を子どもたちに見せて、それぞれを紹介。次に、子どもたちが大好きな身体を使ったポーズをします。(下図参照)
*「おんぷ」のセミナー:楽しくおぼえる「おんぷ」のレッスン~大譜表の「おんぷカード」を使って~
このポーズは子どもたちに大人気で、「せん」はシュワッチ! 「かん」はガッシャン! などと言いながら、楽しんでいるのだそうです。
「せん」「かん」という先生のかけ声に合わせて瞬発的にポーズをとったり、カードに合わせてポーズをとったり、応用していきます。
セミナーでは、大の大人が「シュワッチ!」「ガッシャン!」。最初は恥ずかしがっていた方も、あかね先生の「幼児指導は、恥ずかしさを捨てなきゃ!」との言葉に触発されて、思いっきり楽しんでいます。(いも)
今月のセミナースケジュール
6月
「おんぷ」「リズム」「けんばん」「ピアノ・テクニック」、あかね先生のセミナーは大きく分けて4 つあります。どれも、あかね先生が指導者役、受講者の先生方が生徒さん役となってレッスン形式で進めていく“体験型”。これが受講者の先生方から“わかりやすい” と好評です。レッスンでの言葉のかけ方やテンポ感など、生徒さんの立場に立ってみると気づくことあるのだとか。「おんがく通信」の紙面上では、その“体験” をお届けすることはできませんが、セミナーでどんなことをやっているのか、ほんの一部ですが、次号から不定期でご紹介させていただきます。
ちなみにあかね先生からは、セミナーの“ネタ” を公開してしまうと、みなさんがセミナー会場に来てくださらなくなってしまうのでは……と心配の声が。いえ、それは、あかね先生と一緒に実践するという“プレミアム” がついているので、大丈夫かと思います。ぜひ、お近くで開催の際は、足をお運びくださいね。お近くでの開催がない方は、申し訳ありませんが、紙面でご容赦くださいませ。(いも)
今月のセミナースケジュール
5月
第1号では、ほんのちっぽけなコーナーでした(振り返ってみてビックリ!)。おかげさまで、どんどんコーナーは大きくなり、最近では、「レッスンルーム」なんていうコーナーもできたりして…。あかね先生からは「そんなに出さなくても…」なんていうお言葉もいただいているのですが、読者の方からのご要望があるので、続けさせていただきます!!笑
いつも情報を掲載しているセミナーは大好評!! しかし、あかね先生も日々レッスンをされているため、お店に伺える日程が限られてしまいます。その分(先生の代わりにはとてもなりませんが)、このコーナーであかね先生のセミナーの雰囲気をお伝えしていければと思います。4年目も、どうぞよろしくお願いいたします♪(いも)
今月のセミナースケジュール
4月
「ド ド ソ ソ ラ ラ ソ・・・」 ピアノ導入期の曲に多い同音連打。ここで音がプツップツッと途切れてしまっても、「導入期だから仕方ないか・・・」とあきらめていませんか? 今回は、同音をなめらかに弾くための指導法をご紹介いたします。ウェブサイト「学研おんがく.net」で動画もご覧いただけますので、のぞいてみてくださいね。(いも)
●同音をなめらかに弾くための指導ポイント
(『はじめてのテクニック ピアノのほん①)P46-47より)
同じ高さの音が続くときに(同音連打)、なめらかに弾く奏法を学習します。同音連打では、2つ目の音が強い音になりがちですが、手首の使い方によってなめらかに弾くことができます。右上の図のように、鍵盤から指をなるべく離さないようにし、鍵盤の奥の方向へ手首をやさしく“ゆらゆら”させるイメージです。小さな子どもは、ゆらしすぎるとコントロールしづらいので、気をつけて指導してください。
今月のセミナースケジュール
3月
『はじめてのテクニック ピアノのほん』第3巻が2月に発売になりました!! 3巻になると、音楽の幅がどんどん広がっていきます。この教材を制作する上でのこだわりは、第一に子どもにわかりやすい構成にすること、そして第二に、テクニックだけに偏らず、音楽性、感性も学べるようにすることでした。耳で音楽を感じることができるよう、あかね先生のカリキュラムに沿って、作曲家の轟千尋先生に音楽を手掛けていただいています。ぜひ、ご覧になってみてください。
また、この教材にご興味を持っていただいた先生方からの質問で多いのが「シリーズ修了後はどの教材に進めばいいのですか?」というもの。シリーズを通してバイエルなどの初級ピアノ教材で習得する内容を盛り込んでいますので、ブルクミュラーなどの中級レベル曲集・教材に進んでいただけます。
無料配布中の小冊子で全3巻のカリキュラムをご覧いただけますので、ぜひお持ち帰りください♪(いも)
【テキスト(全3巻)】 ■各:菊倍判/4C/ 本体価格 1,200円(税別) ■1巻 50頁/2巻 52頁/3巻 48頁 ※各巻指導者向けページ付き |
【レパートリー(全3巻)】 ■各:菊倍判/40頁/4C/ 本体価格 1,000円(税別) |
今月のセミナースケジュール
2月
『はじめてのテクニック ピアノのほん』シリーズがいよいよ完結です! 第3巻では、付点4分音符や付点8分音符を使ったリズム、シンコペーション、3連符などの少し難しいリズムのほか、16分音符、ペダル、6/8拍子などの項目が収録され、第2巻に比べて、グッと難易度があがりました。「えっ!? 難易度があがったの!? 大丈夫かしら…」という声が聞こえてきそうですが、心配なさらないでください。だいたい、バイエルの後半程度の中級レベル。ひとつひとつのテクニックは難易度が高くても、この教材の特徴である「集中できる短い練習曲」「目的がわかりやすい項目別」は変わらないので、子どもたちも無理なく取り組むことができると思います。
シリーズ完結を記念して、ポケットサイズの小冊子を制作いたしました! 表からページをめくると『「ピアノのほん」指導者向けガイド』、裏からページをめくると『ピアノの先生のためのレッスンQ&A』!! よくあるピアノの先生の悩みや疑問にあかね先生がお応えします。ぜひぜひお持ち帰りくださいね。全国の楽器店で配布予定です♪(いも)
【テキスト(全3巻)】 ■各:菊倍判/4C/ 本体価格 1,200円(税別) ■1巻 50頁/2巻 52頁/3巻 48頁 ※各巻指導者向けページ付き |
【レパートリー(全3巻)】 ■各:菊倍判/40頁/4C/ 本体価格 1,000円(税別) |
1月
前号に続いて、新セミナー「ピアノ・テクニックのレッスン法」についてお話ししたいと思います。担当者(いも)が受講して全体を通して一番印象的だったのは、あかね先生の音色の豊かさです。導入期の、音が少ない曲を豊かに表現することはとても難しいことだと思うのですが、それがとても音楽的なのです。とても“わかりやすい”のです。あかね先生は「学習ポイントを明確に」とお話しされ、ひとつひとつの音の出し方から指導されています。それが積み重なってこのように豊かな演奏になるのだと実感しました。
「指導者のお手本が大事」「子どもが見てわかるように、お手本はオーバーに!」「やること(学習要素)を明確に!」リズムのセミナーでも提唱されているこの言葉が指導の根底にあるのだと思います。
子どもたちは、わかりやすいからやってみる、やればできる、できれば楽しい…。“できない”という前に、“課題のわかりやすさ”を追求することが大切なのかもしれません。
受講者のアンケートにあった一言をご紹介させていただきます。
「ピアノを弾くということは、“楽器本来の音”をならし、響かせること…それを体感した2時間でした!!」
担当者も同感です。たくさんの子どもたちに“ピアノを弾く”という本来の楽しさを知ってもらえるといいですね。(いも)
(C)Gakken Plus Co.,Ltd. 無断複製・転写を禁ず