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12月

「丸子あかね先生ってどんなひと?」〜あかね先生とピアノのおはなし その④〜

【ゆ】「先生は高校時代、マーチングバンドで全国大会に出場したり、ディズニーランドで演奏したりと、青春を謳歌されていましたね。 その後、大学時代はどのように過ごされたのですか? 」

【丸】「大学時代は、たくさんアルバイトをしていました。」

【ゆ】「やはりピアノを教えていたのですか? 」

【丸】「ピアノは高校生のころから教えていましたが、ほかにもいろいろなアルバイトをしたんですよ。アクセサリー屋さんとか。」

【ゆ】「アクセサリー屋さん! 可愛らしいですね。」

【丸】「あとは、塾の受付、ティッシュ配り、お総菜屋さんなど…。」

【ゆ】「お客さんにたくさんお惣菜のオマケとかされてたのでは? 」

【丸】「はかり売りのところだったので、けっこうやってました。それで店長に怒られたりね(笑)」

【ゆ】「(笑)でも、どれも今のピアノ講師という職業と同じ“人と直接関わる” 仕事ですね。」

【丸】「そうですね。やっぱり人と話したり接することが好きなので。黙々とデスクに向かう事務作業とかは向いてないかなぁ。」

【ゆ】「たしかに、先生のセミナーを聞いていても、ご自身の経験談を交えたり、受講者の方とコミュニケーションをとりながら進めていかれるので、まるで先生と会話しているみたいな気持ちに
なります。人を惹きつける話し方のテクニックは、きっとこのアルバイトの経験も生きているのですね!」

~おまけ~

【ゆ】「ちなみに先生、サークルは入っていましたか?」

【丸】「ちょっとだけ阿波踊り研究会に入っていました。」

【ゆ】「!?(笑)なぜ阿波踊り研究会に…?」

【丸】「向こう(徳島県)に行けるのかな~と思って(笑)

まさかの回答に笑いが止まらない(ゆ)なのでした。

今月のセミナースケジュール

12/10(木):[鳥取県/鳥取]アコヤ楽器店
「譜読み」の基本を身に付けるレッスン』

11月

気づけばもう11月、冬本番となりました。今年の夏は暑かったですが、こう寒くなってくると暑さも恋しくなりますね。今回は、『ピアノのほん レパートリー②』から、冬の寒さを吹き飛ばすくらい、熱くてかっこいい1曲をご紹介いたします。

「火のおどり」(『ピアノのほん レパートリー②』P.12より)
メラメラと真っ赤に燃え盛る太陽のような炎の中、ふたりの炎の精が、音楽に合わせて楽しげに踊っている…そんな光景が浮かぶような、生き生きとした右手のメロディと、スラースタッカートがかっこいい左手の伴奏。そのふたつが重なり合って、音楽から力強さが伝わってきます。ちょっとエキゾチックで、いちど聴いたら忘れられないこの曲、きっとみなさんにも「弾いてみたい!」と思っていただけるはずです

今月のセミナースケジュール

11/5(木):[愛知県/津島]ダイイチ楽器 津島店
『ピアノ教師のためのセミナー 2回シリーズ~すてきな音をならしましょう~』
11/6(金):[愛知県/豊田]第一楽器 豊田店
『ピアノ・テクニックのレッスン法~初歩からすてきな音をならしましょう~』 <テクニック・セミナー/導入編>
11/12(木):[千葉県/松戸]伊藤楽器 YAMAHAピアノシティ松戸
『子どもが飽きない「リズム」のレッスン』<リズム・セミナー/導入編>
11/17(火):[千葉県/千葉]ヤマハミュージックリテイリング 千葉店
『楽しくおぼえる「おんぷ」と「けんばん」のレッスン』

10月

「丸子あかね先生ってどんなひと?」〜あかね先生とピアノのおはなし その③〜

先月号に引き続き、あかね先生の高校時代のお話を伺います。部活動でマーチングバンドに所属されていたあかね先生。一体何の楽器を担当されていたのでしょうか? 
【丸】:丸子あかね先生 【ゆ】:担当者

【ゆ】「先生、マーチングバンドでクォード*をやりたかったとのことですが、実際は何の楽器を担当されていたのですか? 」

【丸】「スネアドラムです!」

【ゆ】「おぉ~!! スネアドラムを演奏されるあかね先生…ぜひ見てみたいです~

【丸】「(笑)」

【ゆ】「マーチングバンドって、スネア担当と決まったらずっとその楽器をやるのですか? 吹奏楽などでは、パーカッションの方はさまざまな打楽器を演奏されますよね。」

【丸】「私は、音大に行くと決めてからピアノの練習が忙しく、マーチングの練習ができなくなったので、マネージャーをやっていました。」

【ゆ】「マネージャー…裏方に回ってバンドを支える役割ですか?」

【丸】「コーチに習いながら耳コピして譜面を起こしていました。」

【ゆ】「耳コピ…さすがあかね先生です。ちなみに、大会などはありましたか?」

【丸】「ありました。全国大会まで進みましたよ。」

【ゆ】「素晴らしいですね! 誰もが夢見る全国大会…青春ですね。ほかにも何か思い出やエピソードなどありましたら教えてください。 」

【丸】「忘れられない思い出といえば、ディズニーランドで演奏したことですね。直接お手紙を書いてお願いしたんです。」

【ゆ】「直接お手紙!? その行動力に感動です!! それにしてもディズニーランドで演奏なんて、本当に素敵ですね。」

【丸】「そうでしょ~。当時はマーチングバンド自体まだめずらしかったですしね。本当に楽しかったですよ♪」

*クォード:タムが4個付いた楽器のこと。

今月のセミナースケジュール

10/15(木):[京都府/京都]JEUGIA 三条本店
『子どもが飽きない「リズム」のレッスン〈リズム・セミナー/導入編〉』
10/21(水):[愛知県/名古屋]河合楽器製作所 カワイ名古屋
『「譜読み」の基本を身に付けるレッスン』
10/27(火):[千葉県/柏]伊藤楽器 ららぽーと柏の葉センター
『楽しくおぼえる「おんぷ」と「けんばん」のレッスン』

9月

「丸子あかね先生ってどんなひと?」〜あかね先生とピアノのおはなし その②〜

こんにちは! 7月号に引き続き、担当者(ゆ)が丸子あかね先生の素顔に迫ります。  
【丸】:丸子あかね先生 【ゆ】:担当者

【ゆ】「先生の高校時代について教えてください。やはり音楽高校に進学なさったのですか? 」

【丸】「いえ、普通の高校でした。」

【ゆ】「その頃から将来のことは考えていらしたのですか? 」

【丸】「小学校の時は、すでに卒業文集に将来の夢を“ピアノの先生”と書いていました。それも、小さな子どもに教える先生。でも、その高校の卒業生にアナウンサーがいたんですね。それで当時はアナウンサーもいいなぁなんて思っていました。」

【ゆ】「おぉ…とっても意外です!」

【丸】「うふふ(笑)」

【ゆ】「それでもピアノの先生になられたということは、やはり根本にはピアノへの強い想いがあったのでしょうか。」

【丸】「進学校だったので、みんな勉強に力を入れていました。その中で『私はやっぱりピアノだ! 』って感じたんです。子どもが好きで、家でピアノを教えたいという想いが強かった。」

【ゆ】「音楽とは離れた環境に身を置くことで実感されたのですね。」

【丸】「はい。今ではお医者さんも良かったなぁと思います。お医者さんが一人ひとりの症状に合わせてお薬を出すことと、ピアノの先生が生徒の苦手なことに合わせて練習法を提案するのが似ている感じがするんですよね。」

【ゆ】「なるほど! 意外な組み合わせですが、確かに似ていますね。ところで先生、高校時代に部活動はされていましたか? 」

【丸】「はい、マーチングバンドに。」

【ゆ】「これまた意外な!勝手な想像ですが、吹奏楽部かと思っていました(笑)テナーサックスのイメージです。 」

【丸】「いやいや~マーチングバンドでクォード* をやりたかったんですけど、実際は違う楽器を担当しました。」

*クォード:タムが4個付いた楽器のこと。

さて、あかね先生はマーチングバンドで何の楽器を担当されていたでしょうか。答えは次回のコーナーにて♪ おたのしみに!

今月のセミナースケジュール

9/8(火):[福岡県/福岡市]日本楽芸社
『子どもが飽きないリズムのレッスン〈リズム・セミナー/導入編〉』
9/9(水):[福岡県/久留米市]木下楽器店
『「譜読み」の基本を身に付けるレッスン』
9/17(木):[兵庫県/西宮市]新響楽器 甲子園店
『子どもが飽きないリズムのレッスン〈リズム・セミナー/導入編〉』
9/18(金):[滋賀県/大津市]河合楽器製作所 大津店
『ピアノ・テクニックのレッスン法〜初歩からすてきな音をならしましょう〜〈テクニック・セミナー/導入編〉』

8月

『ピアノのほん』&『ピアノのほん レパートリー』収録曲紹介

いよいよ夏本番!旅行にキャンプ、花火大会と、夏はワクワクすることがいっぱいですね。今回は、夏休みにピッタリの2曲をご紹介いたします♪

「絵日記」(『ピアノのほん②』P.21より)
「きょうもいちにち、たのしかったな。」
眠る前に、まいにち欠かさずつけている絵日記。真っ青な空、わたあめみたいにふわふわな入道雲、キラキラとまぶしい海、ニッコリとほほえむひまわり。あざやかな夏の思い出を切り取って、色とりどりのクレヨンで命を吹き込む…右手の元気なメロディからは、そのような楽しげな様子が浮かびます。そして、その様子をやさしく見守る時の流れのように、左手はゆったりとした伴奏になっています。ほんわかとしたあたたかさが伝わってくる曲です。
「こわくなんかないぞ」(『ピアノのほん レパートリー②』P.14より)
まっくらな夜道を、ゆかた姿の男の子と女の子が歩いています。「ねぇ、やっぱり戻ろうよ…」「だ、大丈夫だよ! こわくなんかないぞ! 」不安げな女の子の問いかけに、強がる男の子。どうやらふたりは肝試しをしているようです。冒頭から登場するスタッカートの4分音符は、そろそろと進んでいくふたりの歩調のようで、はりつめた雰囲気が伝わってきます。そして、曲中で何度も登場する黒鍵が、あやしげな雰囲気を作り出すスパイスに。はたしてふたりはちゃんと戻って来ることができるのでしょうか。続きが気になる曲です。

7月

「丸子あかね先生ってどんなひと?」〜あかね先生とピアノのおはなし その①〜

こんにちは! 5月号に引き続き、担当者(ゆ)が丸子あかね先生の素顔に迫ります。  
【丸】:丸子あかね先生 【ゆ】:担当者

【ゆ】「あかね先生は何歳からピアノをはじめたのですか? 」

【丸】「ピアノをはじめたのは5歳から。5歳の誕生日にピアノが欲しいと言ったようです。」

【ゆ】「そうなのですね! どんな先生に教わっていたのですか? 」

【丸】「はじめて教わったのは、私より20歳くらい年上の若い先生でした。その方は幼児教育に力を入れていて、現在私が行っている、おんぷに"くろぼうちゃん"のような親しみやすい名前をつけたり、おんぷ以外の要素(リズムなど)にも力を入れる指導方法は、先生の影響です。私の幼児教育の原点ですね。」

【ゆ】「ご自身の経験が今の指導法に生きているのですね。」

【丸】「そうですね。でも、小学校3、4年生の時に、もっと専門的な内容を教えてくれる先生に習ったほうが良いと言われました。ただし、先生は自分で見つけてくるように、と。」

【ゆ】「えぇ!? そんなに筋の良い生徒さんを手放すなんて…あかね先生の力を見抜いていらしたのですね。新しい先生はどのようにして探されたのですか。」

【丸】「母が探してきました。 4年生から先生が変わったのですが、もともと活発な性格で、サッカーなどの外遊びが大好きだったので(笑)ピアノの練習との両立が大変でしたよ~。」

あかね先生が活発な子ども時代を過ごしていらっしゃったなんて…! そして、あかねメソッドの原点を知ることができて、(ゆ)は感激です!!
次回は、あかね先生の中学・高校時代のお話を伺います。 どうぞお楽しみに♪

今月のセミナースケジュール

7/14(火):[栃木県/小山]ヤマハミュージックリテイリング小山店
『ピアノ・テクニックのレッスン法~初歩からすてきな音をならしましょう~』
7/28(火):[岐阜県/岐阜]日響楽器 岐阜支店
『楽しくおぼえる「おんぷ」と「けんばん」のレッスン』

6月

『ピアノのほん』&『ピアノのほん レパートリー』収録曲紹介

こんにちは! 5月も終わり、梅雨の季節がやってきますね。きれいな空が恋しくなる季節です。そこで、今回は『はじめてのテクニック ピアノのほん』と『はじめてのテクニック ピアノのほん レパートリー』の第3巻から、“空”がテーマの2曲をご紹介します。

♪ 「お星さま、おねがい! 」(『ピアノのほん③』P.21より)
そっと目を閉じて、想像してみてください。しずかな夜。窓を開けると、きらきらと輝くおおきな星。甘くかわいらしいメロディは、まるで夜空に浮かぶたったひとつの希望のよう。祈りをささげると、星もこちらの存在に気づきます。そして、後半の3連符の下降音型で、星は流れ星となり、夜空を駆け抜け願いを叶える…そんなストーリーが浮かぶような、やさしくロマンチックな曲です。
♪ 「湖にうつる空」(『ピアノのほん レパートリー③』P.7より)
透明感のある美しいフレーズに心惹かれ、湖を思い浮かべると、風が水面をなめらかに揺らしています。そこには真っ青な空がうつっていて、はじめに出てくる短いフレーズのようにゆらゆらと揺れています。やがて、曲の終わりが近づくにつれ、波の揺れも落ち着き、最後には静かな湖に戻り…まるで風の
美しいいたずらを見ているよう。1音ずつ大切に弾きたい、そんな曲です。

今月のセミナースケジュール

6/23(火):[福島県/福島市]日野屋楽器店
『ひとりで譜読みができますか? 子どもが飽きないリズムのレッスン〈リズム・セミナー/導入編〉』

5月

「丸子あかね先生ってどんなひと?」

このコーナーも早いもので5年が経ちました。この節目の年に、読者のみなさまに改めて丸子あかね先生を知っていただきたく、新コーナー「丸子あかね先生ってどんなひと?」を不定期で掲載いたします。担当者(ゆ)が、あかね先生の素顔に迫ります!

Q 家族構成を教えてください!

A パパ(夫)と2人の息子(高2と中2)の4人家族です。息子たちは部活をやっているので、ごはんの準備、洗濯…そしてレッスンと、毎日大忙しです(笑)
→みんなお話が大好きで、あかね先生に話したくて先生の取り合いになるそう。そして、パパは一番最後になっちゃうんだとか。パパ、がんばって…!

Q趣味は何ですか?

A お弁当づくりですね。息子たちのお弁当の献立を考える時間は楽しいです。ちなみにうちは冷凍食品を一切使わないのがこだわり♪ それから、2時間ドラマが大好き! よく刑事ものや病院もののドラマを録画して、お掃除の時に流しています。
→得意料理は、和風ロールキャベツだそう! おっと危ない、よだれが垂れるところでした…。 お弁当は学校のお友だちからも大評判だとか♪

Q好きなアーティストを教えてください。

A GReeeeNや嵐が好きです。最近は関ジャニも気になる 思い出の曲は、嵐の〈サクラ咲ケ〉。息子の受験期によく聴いていました。合格発表の日も、会場へ向かう車の中でずっと流していました。
→合格発表の時には、本当にサクラが咲いたとのこと! 思わずホロッとしてしまいました♪

プロフィール●丸子あかね

桐朋学園大学演奏学科ピアノ専攻卒業。大阪芸術大学非常勤講師。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会川越支部長。かわごえ時の鐘ステーション代表。ピティナ・ピアノコンペティション課題曲選定委員/審査員/ステップアドバイザー。「あかねピアノ教室」主宰。

4月

『ピアノのほん』&『ピアノのほん レパートリー』収録曲紹介

こんにちは! すっかり春の陽気になりましたね。今回は、『はじめてのテクニック ピアノのほん』と『はじめてのテクニック ピアノのほん レパートリー』の第2巻から、これからの季節にぴったりの曲をご紹介します!(ゆ)

♪ 「風のこもりうた」(『ピアノのほん②』P.5より)
一面に広がるみどりの丘、あざやかに咲くポピーの花。いのちが芽吹く春の丘を見渡すように、流れるようなフレーズが前半4小節を占めます。あか、きいろ、オレンジ…色とりどりのお花のベッドに包まれて、こびとたちが気持ちよさそうにおひるね中。後半4小節に続く2つの短いフレーズは、右に左にふわふわとゆれながら、こびとたちをやさしく包み込む風のよう。8小節の短い曲ですが、おだやかでやさしい気持ちになります。
♪ 「自転車にのって」(『ピアノのほん レパートリー②』P.16より)
森の中を、自転車で颯爽とかけぬける男の子と女の子。ふたりが仲良くお話しするように、右手と左手で、メロディを交互に弾きます。「かぜがきもちいいね」「そうだね」—ふたりの楽しそうな会話が聞こえてくるようです。これからどこへ行くのかな? ピクニックかな? 自転車にのってお出かけしたくなるような、さわやかな1曲です。

今月のセミナースケジュール

4/23(木):[群馬県/太田]鈴木楽器 太田本町店
『ピアノ・テクニックのレッスン法~初歩からすてきな音をならしましょう~』
4/28(火):[千葉県/佐倉]伊藤楽器 臼井センター
『楽しくおぼえる「おんぷ」のレッスン~大譜表の「おんぷカード」を使って~』

3月

1音からはじまる楽しいピアノ・レッスン」に行ってきました!

こんにちは! 今回は、担当者(ゆ)が丸子あかね先生のセミナー「1音からはじめる楽しいピアノ・レッスン」のレポートをお届けいたします。
このセミナーは、あかね先生が先生役、受講者の方が生徒役になり連弾を行うという実践的な内容です。「大切なのは、生徒の気持ちになること」とあかね先生。“生徒”の立場としてあかね先生と連弾できるなんて、なんてぜいたくなのでしょう…! セミナー開始早々感激しました。

さて、今回のセミナーであかね先生が大切にされていたことの一つが、“生徒に考えさせること”でした。先生は「どんな音だったのかな? 」「どんな気持ちで弾くのかな? 」「弾いてみてどうだった? 」など、生徒に問いかけます。演奏するうえで、その曲について考えを深めていくことは欠かせませんよね。そういった訓練を導入期から行うことで、音楽的表現ができるようになると先生はおっしゃいます。しかし、それを3歳くらいの子どもに行うのはなかなか難しいもの。例えば、かなしみがテーマの曲について考える場合、3歳の生徒にはそもそも“かなしみ”がどういった感情なのかわからないのです。その言葉に、思わず「なるほど…」と考え込む(ゆ)。あかね先生は、「そういう時は、イラストやその色合いで感情を伝えたり、お話ししてあげることが大切」とアドバイス。子どもの立場になって考えることは簡単ではありませんが、普段から生徒としっかりコミュニケーションをとることが大切だと実感しました。
導入期からけんばんに触れ、音楽について考える経験という種を蒔いておけば、やがて芽になり花となる時が来る…子どもたちの未来がとても楽しみです! (ゆ)

今月のセミナースケジュール

3/11(水):[愛知県/津島]ダイイチ楽器 津島店
『ピアノ教師のためのセミナー 2回シリーズ~すてきな音をならしましょう~ 第1回』
3/12(木):[三重県/四日市]第一楽器 四日市店
『ピアノ・テクニックのレッスン法~初歩からすてきな音をならしましょう~』
3/20(金):[静岡県/沼津]丹沢楽器店 沼津本店
『ピアノ・テクニックのレッスン法~初歩からすてきな音をならしましょう~』

2月

ピアノのほん』&『ピアノのほん レパートリー』収録曲紹介

こんにちは!  今回から不定期で『はじめてのテクニック ピアノのほん』と『はじめてのテクニック ピアノのほん レパートリー』から収録曲をご紹介いたします♪ 第1回目は、食べ物にちなんだこちらの2曲です! (ゆ)

♪ 「おかしの いえ」(『ピアノのほん①』P.21より)
8小節の短い曲ですが、とてもかわいらしいメロディーです。前半4小節間の流れるようなフレーズは、歩きながらあたりをぐるりと見渡しているかのよう。足元のアイスボックスクッキーをたどっていくと、カラフルなロリポップやキャンディケーン、赤いドレンチェリーのなるクッキーの木に囲まれた、おかしのいえにたどり着きました。煙突からは、ドーナツのけむりがもくもく。後半は、「たんたんたーあん」というリズムが出てきますが、チョコレートのドアをコンコンとノックして、耳をあてて中の音を聞いているようです。そして最後にやっとドアが開いて……そこから先はどんな世界が待っているのでしょうか。挿絵からあま~い香りが漂ってくるようで、想像がふくらみます♪

♪ 「シチュー」(『ピアノのほん レパートリー①』P.16より)
こちらも8小節の短い曲。2匹のりすさんが、自分のからだよりも大きな木べらで、赤いなべに入ったシチューを作っています。上がったり下がったりするフレーズは、まるでりすさんがシチューをやさしくかき混ぜる動きを表しているよう。曲の雰囲気も、どこかなつかしい感じがして、おうちに帰りたくなります。ぐつぐつ、ぐつぐつ……そんな音が聞こえてきそうな、あたたかい曲です。

 

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 本体価格 1,200円(税別)
 ■1巻 50頁/2巻 52頁/3巻 48頁
 ※各巻指導者向けページ付き
【レパートリー(全3巻)】
 ■各:菊倍判/40頁/4C/
 本体価格 1,000円(税別)

1月

リズム・セミナー(発展編)に行ってきました!

こんにちは! 今回は担当者(ゆ)が、あかね先生の「リズム」のセミナー・発展編をレポートいたします。
今回は「リズム」のセミナー・導入編の続きとして、あかね先生にリズムを身につけるためのレッスンのポイントをたくさん伝授していただきました

1つ目のポイントは、リズムを流れで理解するために“くさの字”を使って説明すること。実はこの“くさの字”、とってもスグレモノなのです! くさの字とは、1拍をV、2拍をVV 、1/2拍をback slashまたはslashで表したもので、「くさの字を書く」=「リズムを書く」ということになります。書くためには頭の中で音価やリズムを理解する必要があるので、より深く身につけることができますね。付点や16分音符などの複雑なリズムをくさの字で表す作業は、まるでリズムという謎を解いているかのような、そんな感覚になりました♪

もう一つのポイントは、 を教えるときの拍子うちのやり方です。
右手でリズムをたたき、左手で拍を刻みますが、その1拍目と4拍目を「パー」で、それ以外の拍を「グー」で刻みます。強拍を意識した打ち方をすることによって、ゆっくりのテンポでも3拍のかたまりを意識した拍子うちができます。はじめは大混乱だった(ゆ)でしたが、以前あかね先生からいただいた「大きな声で元気よく! 」というアドバイスを思い出し、声をだして頑張りました。
ほかにも、あかね先生はたくさんのリズム指導のポイントを教えてくださいました。今回も充実した、とっても楽しいセミナーでした♪(ゆ)

 

今月のセミナースケジュール

1/20(火):[東京都/多摩]スガナミミュージックサロン多摩
『導入期からはじめる楽しいピアノ・レッスン~初歩のテクニックにつなげる~』
1/29(木):[鳥取県/鳥取]アコヤ楽器店
『ピアノ・テクニックのレッスン法~初歩からすてきな音をならしましょう~』

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