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12月
にじいろコラム Part 1
『発表会ピアノ曲集にじいろのおくりもの』1巻を8月に、2巻を11月に発売いたしました。みなさま、お手にとってご覧いただけましたでしょうか?このコーナーでは、数回にわたって『にじいろのおくりもの』の中身や、編集作業の舞台裏などをご紹介してまいります♪
Part1では、この曲集を企画されたあかね先生の想いをご紹介!
「発表会の選曲は、ピアノの先生にとって、本当に大変な作業ですよね。みなさんにたくさんの素敵な曲をご紹介していくことで、先生と“生徒さんへの1曲”との、かけ橋になるような曲集を作りたい――その想いから、心をこめて編集しました。」
本書の「はじめに」より、一部抜粋しています。
ピアノの先生方が、発表会の選曲でどれだけ苦労をされているか……。その大変さは、お教室を主宰するあかね先生自ら、何度も経験なさっています。さまざまな時代や作曲家の素敵な曲がたくさんつまった曲集を作ることで、先生方の選曲のお助けになれたらという思いのもと、『にじいろのおくりもの』が生まれました。心を込めて作り上げたみなさまへの“おくりもの”を、ぜひお手に取ってご覧くださいませ!今まで目に触れる機会が少なかった曲も収録されています。もしかしたら、お宝が見つかるかもしれませんよ♪(ゆ)
発表会ピアノ曲集
にじいろのおくりもの 1 導入から初級程度
発表会ピアノ曲集
にじいろのおくりもの 2 初級程度
■各菊倍判/1巻:80頁・2巻:106頁/
本体価格 1,600円(税別)
11月
教えて! ピアノ・レッスンのあれこれ
全国の楽器店で配布中の冊子(無料)『ピアノの先生のためのレッスンQ&A』よりご紹介いたします。
あかね先生の回答
「導入期では指導者主導のレッスンが中心ですが、ある程度上達してきた時、その指導方法を切り替えることが大切になってきます。両手でピアノが弾けるようになって演奏の楽しさが分かってくる頃、これまでのように受け身のままですと、『弾かされている』という思いが強くなり、自分で考え、自分で表現する楽しみが分からないまま、ピアノをやめてしまうケースが出てきます。私の場合、導入期は私が生徒の楽譜に注意事項や印を書いていますが、小4くらいからは生徒自身が、書き込み、そのポイントについて考え、演奏するようにさせています。自主性を育てることも、ピアノを長続きさせるコツかもしれません。」
「ピアノを弾かされている」「親にピアノ教室に通わされている」といった受け身の状態では、生徒さん自身、これからもピアノを続けたいとは思えないですよね。自分で考え、ピアノの楽しさを感じてもらえるような心配りが必要なのですね♪(ゆ)
今月のセミナースケジュール
10月
教えて! ピアノ・レッスンのあれこれ
全国の楽器店で配布中の冊子(無料)『ピアノの先生のためのレッスンQ&A』よりご紹介いたします。
あかね先生の回答
「これは子どもに限らず大人も同じですが、集中している時というのは、目の前にはっきりした目的や対象がある時、何をするかがはっきり分かっている時です。つまり、何に向かって、何をすればいいのか、を理解することでその課題に集中して取り組むようになります。ポイントを押さえた課題を与えるようにしましょう。たとえば、「ここには気をつけて」とか、「ここができたらOK」という風に。ひとつひとつの課題にじっくり取り組むことで、達成感も生まれますし、子ども自ら課題をみつける力もついてきます。何よりも、先生ご自身が生徒さんに集中し、少しずつ、時間をかけて指導していくことが大切だと思います。」
9月号でもお伝えしましたが、ポイントを明確にしていくことが、レッスンを上手に進めていくコツになりますね。生徒さんにとっての道しるべ、“ポイントの明確化” を繰り返していくことで、やがて、生徒さん自身が“ポイントの見つけ方” を学習していきます。これが、読譜力にもつながっていくでしょう。ぜひレッスンで意識なさってみてください♪
今月のセミナースケジュール
9月
教えて! ピアノ・レッスンのあれこれ
全国の楽器店で配布中の冊子(無料)『ピアノの先生のためのレッスンQ&A』よりご紹介いたします。
あかね先生の回答
「先生ご自身、譜読みがレッスンだと思うようにしましょう。それでいいのです。子どもは分からないから習いにきているのですから。私の場合、まずはレッスンの中で子どもと一緒に譜読みをしてから家に帰します。その時、「ここは、みんなが上手くできない難しいところなのよね」「こうやって練習するといいわよ」などと言いながら、リズムや運指などの難しいポイントを指摘しておきます。レッスンの中でそのポイントを理解しておくことで、家に帰ってからの練習も効率よくできますし、難しいところを克服する、というやる気もわき、次のレッスンにつながっていきます。」
(ゆ)も、「次回はこの曲をやるから、自分で譜読みをしてきてね」と言われ、自分なりに譜読みをしても、なぜか自信を持てないような気がしたものです。生徒さんの立場になってみると、レッスンで先生と一緒に譜読みができるのは、とても心強いことなのかもしれませんね。(ゆ)
今月のセミナースケジュール
8月
教えて! ピアノ・レッスンのあれこれ
全国の楽器店で配布中の冊子(無料)『ピアノの先生のためのレッスンQ&A』よりご紹介いたします。
あかね先生の回答
『宿題、遊び、習い事と、今の子どもたちの放課後は本当に忙しいです。そのような中で練習をさせるためには、“習慣化”させることが大切になってきます。私の場合、まず、ピアノの前に座る時間を、最初は5分、次は10分と、少しずつ伸ばすことを課題にしています。同時に、何をどのように練習すればよいのか、具体的にわかる「練習メニュー」も作ってあげます。こうして、練習することを“習慣化”させ、「練習することがステップアップにつながる」喜びを体感させていきます。何より大切なのは、先生ご自身が、根気よく、焦らずに指導していくことなのかもしれません。』
担当(ゆ)も子どものころ、とっても練習嫌いでした。今振り返ると、“練習することの意味”がわかっていなかったのだと思います。練習するとピアノがもっと弾けるようになる楽しみを味わえるということを、ちゃんと体験できていたら……。子どもでも「何のために、なぜ練習するのか」を理解しながら取り組むことは、大切なことだと感じています。(ゆ)
今月のセミナースケジュール
7月
Keyword Column 今月のキーワードは「リズム」
前回に引き続き、リズムのおはなしです。
レッスンに来て、「はやくピアノを弾きたい!」と思っている生徒さんからすると、ピアノに触れないリズムや音符の学習タイムは、退屈なものに感じるかもしれません。しかし、どれも譜読みには欠かせない大切な要素。だからこそ、生徒さん(特に幼い子ども)に楽しみながら学習してもらうためにはどうすれば良いのか、悩まれている先生も多いことと感じています。
生徒さん目線になって考えることは、大切なポイントです。たとえば、リズム学習では、はじめに音符や休符ひとつひとつに親しみやすい名前を付けてみてはいかがでしょうか。あかねピアノ教室では、4分音符を“くろぼうちゃん”、2分音符は“まるぼうちゃん”、8分音符は、符尾をひげにみたてて“ひげぼうちゃん”、4分休符は“うんちゃん”などと呼んでいるそうです。『リズムのほん』でも、このように名前を付ける方法をおすすめしています。音符や休符のかたち、音価を覚えてもらう大切な段階ですから、お友だちと遊ぶような感覚で楽しく取り組んでもらいたいですね。
もちろん、音符の本当の名称を教えなくてはいけませんね。『リズムのほん』では、4巻から「がんばってきたみんなにホントの名前を教えてあげる! 」とタネあかししています。ただ「本当の名前はこうです」とするのではなく、がんばってきた成果としてタネあかしをするところがポイントです。
音符の名前は最初から正式なものを教えたい…という先生もいらっしゃると思いますが、小さな子どもでも覚えやすい方法で教えてみるのもひとつの手、ということで、少しでもご参考になれば幸いです♪
今月のセミナースケジュール
6月
Keyword Column 今月のキーワードは「リズム」
音符は読めるけど、リズムでつまずいて譜読みに時間がかかるという生徒さんはいらっしゃいませんか?わたくし(ゆ)がまさにそのタイプ。そのニガテっぷりと言ったら、初見演奏では全てを投げ出して逃げてしまいたい気持ちになるほど。両手うちをして何とかリズムをつかみ、やっとの思いで楽譜どおりに弾けた!と思いきや、また次の小節で複雑なリズムに手こずる…。こんな一進一退を繰り返し、1曲読み終える頃にはすっかり日が暮れている、なんてこともしばしば。音と同時にリズムを理解し、脳が瞬時に指令を出して正しく弾くようにからだに伝える、その伝達回路がもっともっとスピーディーになれば良いのに…と感じています。
それでも、担当としてあかね先生の『リズムのほん』に取り組むうちに、リズムを認識するスピードが上がってきました。小さな頃から取り組めば、譜読みで苦労をするということがなくなると確信しています。さまざまなパターンのセットリズムを、何度も繰り返して学習するのがこの教材の特徴です。ワークブックは使わない、という方もいらっしゃいますが、数限りなく存在するリズムに対応するには、多くの種類をたくさんこなすことがリズムを克服する近道だと思いますし、さまざまな問題が掲載されているワークブックに取り組むことで、グンと差がでることでしょう!『リズムのほん』は、かわいい動物たちが楽しくリズムを教えてくれますし、楽しく学習を進めるための工夫が盛り込まれています。そのヒミツは次号でご紹介いたします♪(ゆ)
今月のセミナースケジュール
5月
教えて! ピアノ・レッスンのあれこれ
あかね先生のセミナーで受講者の方から多く寄せられる質問にお答えします!
前回に引き続き「くさの字」についてご説明いたします!
<「くさの字」の効果的な取り入れ方>
その1 タイムを計って楽しく身につける
音符や休符の「くさの字」を書く問題を生徒さんに出します。
このとき、タイムを計って記録すると、生徒さんのやる気にもつながりますし、ゲーム感覚で楽しく覚えることができます。前回お伝えした<「くさの字」を書くときのルール>が守れているかどうかも、よく見てあげてくださいね。
その2 オリジナルのリズム譜で問題の出し合いっこ
グループレッスンなどでおすすめなのが、問題を出す生徒さんを決めてリズム譜を作ってもらい、そのリズム譜の「くさの字」をみんなで書くというもの。リズム譜は手書きでも良いですし、『みんなだいすき!リズムカード』に収録されているリズムカードを、マグネットを使ってホワイトボードに貼って作ってもらうのも◎。みんなで順番に問題を出し合いっこすると、楽しいですね♪
▲リズムカード
今月のセミナースケジュール
4月
教えて! ピアノ・レッスンのあれこれ
あかね先生のセミナーで受講者の方から多く寄せられる質問にお答えします!
「くさの字」について、2号に分けてご説明いたします!
<「くさの字」とは?>
『リズムのほん』では、1拍をりんご1つに例えていますが、リズムが複雑になるとりんごで表すことが難しくなります。そこで、リズムが複雑になる頃から使うものが「くさの字」です(2巻以降)。「くさの字」はアルファベットのブイ「V」のような記号で、1拍を、2拍を、1/2拍をまたはのように表します。
<「くさの字」を使うメリット>
「くさの字」はリズムを記号化したものです。例えば、をくさの字で表すとになり、1拍の中で刻むリズムの内容が視覚的に理解しやすくなります。また、「くさの字」を書くことで、音価やリズムの流れがつかみやすくなるというメリットもあります。
<「くさの字」を書くときのルール>
①書き順を守りましょう!
(たん)のようにつなげて書くときも、(たた)のように離して書くときも、必ず矢印のように上から下、下から上の順に書きます。
②必ず声に出しましょう!
「くさの字」を書くときは、声に出して読むようにしましょう。手を動かしながら声に出すことで、より自分の中にリズムを定着させることができます。
3月
PICK UP!『リズムのほん』 もっと『リズムのほん』を使いこなすためのポイント Part 2
前回に引き続きもっと『リズムのほん』を使いこなすためのポイントをお届けします。
“拍子うち”はゆっくりとやるべし!
『リズムのほん』2巻から、左手で拍をきざみ、右手でリズムをたたく拍子うちを取り入れています。“拍子うち”は、両手それぞれの動きが違うので、ピアノ演奏への導入にも大きな効果があります。この“拍子うち”、「リズム」のセミナーでは受講者のみなさまに生徒になりきって取り組んで頂いていますが、ある受講者の方から「自分のレッスンよりも、あかね先生がずっとゆっくり拍子うちをしていて、ビックリです」というご感想をいただきました。「リズム」のセミナーでは、♩=50くらいのゆったりとした速さで“拍子うち”を行います。これくらいの速さから始めてリズムをからだに染み込ませ、生徒さんが慣れてきたら徐々に速度を上げていくと、譜読みをラクにこなすための土台をしっかりと作ることができますね。
先生は生徒の鏡になるべし!
ポイント(3)でお伝えしたとおり“拍子うち”では、生徒は左手で拍をきざみ、右手でリズムをたたきますが、あかね先生は右手で拍をきざみ、左手でリズムをたたきます。つまり、生徒さんの鏡になるために、先生は左右を逆に“拍子うち”をしているのです。実際のセミナーでも、あかね先生は受講者と向かい合い、鏡になって“拍子うち”をしてくださいますが、とてもわかりやすいです!慣れるまで大変かもしれませんが、脳トレ感覚で楽しく練習してみてください♪
もっと『リズムのほん』を使いこなすためのポイントいかがでしたか?少しでもみなさまのお役に立ちましたら嬉しいです。ぜひレッスンに取り入れてみてくださいね。
2月
もっと『リズムのほん』を使いこなすためのポイント Part 1
あかね先生の「リズム」のセミナーでは、受講者の方から「実際にセミナーを受けてみて、教材の使いこなせていない部分がよくわかった」というご感想をいただきます。セミナーで直接あかね先生のレクチャーを受けていただくのがもちろんベストなのですが、セミナーを受講できない方にも、少しでも多くのことをお伝えしたい…。
そこで今回、実際にセミナーを受講して使い方がよくわかった、という声の多いもっと『リズムのほん』を使いこなすためのポイントを、2号に分けてお伝えいたします。
“両手うち”は動きをオーバーに、元気よく!
両手うちでは、元気よくリズムを言いながら、からだを大きく使ってリズムを表現します。例えば、4分音符は「たん」と言いながら胸の前で手をたたく、2分音符は「たー」で胸の前で手をたたき、「あん」であわせた手をおでこのあたりまであげる「たーあん」という動きをします。「小学生に音符の問題を出すと、音符名は分かるが長さがイマイチ」とおっしゃっている受講者の方がいました。両手うちは、音価を声に出し、からだを使って覚えることで、より生徒さん自身の中に落とし込むことができるリズム学習の大切な基礎です。しっかりと楽しく取り組みたいですね。そこで大事なのが、先生自身がリズムを元気よく大きな声で言うこと、動きを大きくすること!生徒は先生の動きをまねするので、「動きをオーバーに、元気よく!」とあかね先生もセミナーでおっしゃっています。両手うちのやり方は、『リズムのほん』1巻のp.6に、イラストで解説しています。
りんごのペーパークラフトにはマグネットを入れるべし!
あかね先生は『リズムのほん」1巻のふろくりんごのペーパークラフトに、マグネットを入れて実際のレッスンで使っています。これならりんごがバラバラとしてしまう心配もありません!セミナーであかね先生の使っているりんごを見て、受講者のみなさんも参考にされているようです。りんごのペーパークラフトにマグネットを入れる方法は、「学研おんがく.net」内で写真付きで解説していますので、ご参考になさってください♪
今月のセミナースケジュール
1月
教えて! ピアノ・レッスンのあれこれ
あかね先生のセミナーで受講者の方から多く寄せられる質問にお答えします!
「導入編」のセミナーにご参加いただきありがとうございます。
リズムのセミナーは「導入編」と「発展編」の2種類があり、「導入編」では『リズムのほん』1巻~3巻を、「発展編」では4巻と5巻を中心に学びます。内容の大きな違いは、「導入編」は、、を、「発展編」はそれらに加えて、とも学んでいくということです。はちゃんと理解できていても、になると混乱してしまう生徒さんも多いと耳にします。確かに、それまで「4分音符が1拍!」と学んできたのに、「8分音符を1拍」と数える拍子が出てきたら、はじめは混乱しますよね。「発展編」のセミナーでは、そのような生徒さんにもわかりやすく、楽しくを導入できるヒントをたくさん得ることができます。(ゆ)
今月のセミナースケジュール
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