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表2-1-(1)-a 1日の平均テレビ視聴時間(1989~2019年)(※1)
図2-1-(1)-a 1日の平均テレビ視聴時間(1989~2019年)
表・図2-1-(1)-aは、小学1~6年生における1日あたりの平均テレビ視聴時間の変遷を示したものである。
1989年以降21回行われた調査データの変遷をみると、1989年以降の30年間でテレビの視聴時間は大幅に減少している様子が見て取れる。図表の男女総合の平均テレビ視聴時間の推移を追っていくと、1989年の125分から1990年代は増加を続け、1997年の146分に至って頂点に達することがわかる。ここから1990年代のテレビ人気の高さをうかがうことができるが、1998年には一転して132分に減少、2000年には再び140分台に乗るなど増加に転ずる等安定しない時期が続く。その後2001年に117.4分と急減してから、小学生のテレビ視聴時間は減少の一途を辿ることとなる。2004年には99.5分と100分を割り込み、2006年には90分台に落ち込む。10年の時を経た2016年以降の調査では、調査方法が異なるため2006年以前の調査単純な比較はできないが、視聴時間が減少している傾向には変わりない。最盛期の1997年から20年強の期間でテレビ視聴時間は約半減という大幅な減少を見せ、小学生が視聴するメディアとしてのテレビの存在感、あるいは位置づけが急激に変化してきているということがわかる。
なお、30年間の推移を見ても平均テレビ視聴時間の男女差はほとんどみられない。