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11月

お勉強の秋!今こそ「音楽ドリル」でレベルアップ♪

最近は大人のための音楽教室が増えて、「楽器を習いたい」「昔やっていた楽器を再開したい」と思ってきた方が、チャレンジしやすい環境になりました。実は(ゆ)も、社会人になり、ようやく仕事のリズムがつかめてきたので、学生時代に部活でやっていたチェロを再開しました。再開して数か月、弾くこと自体はとても楽しいのですが、とにかく「譜読み」が苦手で、「何で昔もっと読譜の訓練をしておかなかったのだろうか…」と日々後悔の嵐です。読譜に必要な知識である「楽典」をもう一度基本から学びたいという人のために、大人向けの音楽ドリルも出版されていますが、やはり頭のやわらかい子どものうちに、しっかりと学び、音楽と長く楽しく付き合っていきたいものですね。気候も過ごしやすく、物事に打ちこみやすい秋こそ、お勉強に力を入れるチャンスです。

ドリルをレッスンで取り入れるメリット

「楽典」の勉強をレッスンの中に組み込んでいるピアノ教室は多いようです。レッスンでドリルを取り入れている、とある先生は、「楽譜を見て弾くことと、実際に書くことは大違い。自分で書いてみると、実はわかっていなかったことが明確になります。」とおっしゃっていました。実際に問題を解いてみると、感覚的に理解しているだけで自分の中にしっかりと落とし込めていないことが浮き彫りになります。また、ドリルをレッスンで取り入れるメリットとして、学校の音楽の授業にも対応できることを挙げる先生もいらっしゃいます。

音楽ドリルを活用している先生方の声をご紹介します。

  • ・私の教室では、音楽ドリルは宿題にせず、必ず目の前で生徒に取り組んでもらうようにしています。どのくらい理解しているのか、スラスラ解けるかどうかを確認するためです。
  • ・レッスンのはじめにドリルを1 ページやることで、生徒の頭を音楽モードに切り替えることができます。
  • ・姉妹でレッスンに通っている生徒たちには、待っている間にドリルを進めてもらうようにしています。また、学校の音楽のテスト前には、ドリルで自主学習してもらっています。

特に子どもの生徒さんはドリルが好きだという声をよく耳にします。中でも、1ページごとにクリアしてどんどん進めていくことに達成感を感じている生徒さんが多いとか。きっかけは何にしろ、最終的にはきちんと楽典の知識を身につけることにつながっていくと良いですね。
近頃の音楽ドリルは、オールカラー、はぎとり式、自主学習しやすいように工夫されたものなど、さまざまなタイプがあります。生徒さんの性格や進度に合わせて選び、レッスンに取り入れてみてください。(ゆ)

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9月

ピアノの先生のためのイラスト集 おんがく通信限定オリジナルレシピ

『ピアノの先生のためのイラスト集』を使った、オリジナルレシピをご紹介いたします!
秋の発表会でお役立ていただけるようなかわいいプログラムと、生徒さんがきっとよろこぶ賞状を編集部で考えてみました。

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8月

夏にぴったり!?編集部おすすめのクラシック音楽!!

「夏」に関する曲や涼しげな雰囲気が味わえる曲などを、編集部の独断と偏見でご紹介いたします!素敵なクラシック音楽を聴いて、暑い夏を乗り切りましょう!(の)

▶NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリー)で試聴してみましょう! http://ml.naxos.jp/

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5月

レッスン・グッズ―それは世の中にたくさん存在する、その名のとおりレッスンに欠かせないアイテム。私たちは知っています。世のピアノの先生方が、子どもが好みそうな月謝袋やレッスンノートを探して何種類も用意したり、大量のレッスンシールを集めていらっしゃることを。すべては生徒さんの喜ぶ顔のため…そのような想いから、ご苦労なさっていることを、私たちは知っているのです!!そのような先生方へ、「レッスン・グッズ診断」をご用意しました。少しでも先生方のレッスン・グッズ選びをお手伝いできましたら幸いです。

生徒さんがやる気を出してくれるレッスン・グッズを選ぼう!
生徒さんを思い浮かべながらトライしてみてください。

Aタイプの生徒さんには
Music Note Book 五線ノート・シリーズ Produced by Takashi Yoshimatsu

作曲が好き、または興味がある方は必見!作曲家吉松隆さんプロデュースの五線ノートです。8段・10段・12段の3種類があり、8段と10段にはメモ欄がついているスグレモノ。「五線にメモがついていると便利なんだけどねぇ……」という吉松さんの一言から生まれた、シックなデザインの五線ノートです。

Recommended item:五線ノート8段+MEMO[本体価格:200円(税別)]

五線ノート8段+MEMO白い表紙と、独特のイラストが目印! さり気なく登場するイラストは、何と吉松さんが描いたもの。気になる方はチェックしてみてください♪

Bタイプの生徒さんには
Happy Lesson♪ シリーズ 

ナチュラル系が好きな生徒さんには、Happy Lesson♪シリーズがおすすめ。レッスンが待ち遠しくなるようなアイテムで、やる気もさらにアップ!

Recommended item:楽譜カバー(ブラウン/グリーン)[本体価格:1,000円(税別)]

大切な楽譜にかければ、おうちでの練習もきっと楽しくなるはず。Happy Lesson♪シリーズ楽譜カバーあたたかみのあるブラウンとおしゃれなグリーンの2色からお選びいただけます。発表会のプレゼントにもおすすめです。

Cタイプの生徒さんには
レッスン・グッズ(おもちゃ)new

女の子のハートをキャッチ!イラストレーターしぶたにゆかりさんによる、カラフルでキュートなイラストが魅力のおもちゃシリーズ。月謝袋・レッスンノート(シールつき)・ごほうびシールをご用意しました。

Recommended item:ごほうびシール(おもちゃ)[本体価格:80円(税別)]

ごほうびシール(おもちゃ)女の子やうさぎ、ねこなどの動物たちが、レッスンを盛り上げてくれます。見ているだけで笑顔になるような、とびきりかわいいシールが77枚!

Dタイプの生徒さんには
ぴよちゃんのレッスン・グッズ new 

シリーズ累計270万部!いりやまさとし先生の大人気絵本「ぴよちゃん」のレッスン・グッズ。げっしゃぶくろ・れっすんのーと(シールつき)・ごほうびシール・なまえシールの4種類をご用意しました。ふわふわかわいいひよこの「ぴよちゃん」が、はじめてのレッスンを応援します!。

Recommended item:れっすんのーと(シールつき)[本体価格:220円(税別)]

ぴよちゃんのレッスン・グッズ生徒さんが読む文章や言葉は、ほとんどがひらがなになっているので、まだ漢字が読めない小さな生徒さんにおすすめ。次のレッスン日を記載する欄もあって安心!

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3月

いよいよ新学期!進学、進級など新生活に夢がふくらむ今日この頃。
心新たに「新学期」を迎えるにあたって、ピアノのレッスンも準備が進む時季なのではないでしょうか?そんな今だからこそ、あえて「ドリル」という教材にスポットを当ててみたい…!ということで

特集2 「ドリル」あれこれ!~個性豊か、選べる「ドリル」~

その昔、担当(か)は幼い頃、ピアノのレッスンで「ドリル」のようなものを使っていませんでした。初めて使ったのは小学校中学年ころ、『グローバー・ピアノ』シリーズの「ドリル」の後ろの方の巻です。それまで、レッスンでピアノを弾く以外の時間にはソルフェージュ(視唱、聴音)をやっていたのが、ある日突然“ドリル”なるものを渡され、子ども心に「ピアノを弾くのに、こんなふうに書く勉強もしなくちゃいけないんだ!」と驚いた事を覚えています。ちなみにこの『グローバー』は、1979年に東亜音楽社から出版された*そうですので、これが「ドリル」のはしり…と言ってもいいのではないでしょうか。そして2016年の現在、ピアノのための「ドリル」は多種多様に揃えられていて目が眩むようですね!もちろん、学研も大ベストセラー『新版おんがくドリル』シリーズはじめ数種の「ドリル」を出版しています。

これらの「ドリル」ジャンルの出版物は、学研のものをはじめ、やはり“ピアノを弾くために譜面を読む” 勉強のために作られているものが多いように感じますが、そのなかでも“楽典”、“ソルフェージュ”、また“ピアノ(鍵盤)演奏” …と主眼の置かれ方が少しずつ違います。勉強の方法も、先生と生徒さんとで一緒に取り組むもの、自習できるもの…などなど。さらに形態も楽譜(本)ばかりでなく、カード、はぎとり式、パズルまであって、本当に百花繚乱!

さらに、“ドリルシリーズ” として独立しているもの(『新版おんがくドリル』など)に加え、教則本シリーズに含まれるもの(『ぴあのどりーむ ワークブック』など)もありますよね。『ぴあのどりーむ』シリーズの『ワークブック』は『曲集テキスト』に準拠して、楽典から演奏法まで、その時々に必要な事を補うように出来ています。このような、いわゆる“シリーズもの”の教本をお使いの生徒さんには、そのシリーズの「ドリル」をお使いいただき、“準拠” ならではの利点を生かしていただくのも一案です。
このようにさまざまな特徴をもった「ドリル」、生徒さん、そして先生、それぞれの個性の掛け合わせに応じて、ぜひ楽しく使い分けてみてください!(か)

* 現在はヤマハミュージックメディアから出版されています。

紹介した教材

ピアノ教室テキスト
新版 おんがくドリル

▲初級から中級まで、音符、音階、和音、
音楽用語等、楽典を総合的に学習できるよう編集された定番シリーズ
上記商品は 新版 おんがくドリル 1

ぴあのどりーむ シリーズ
ぴあのどりーむワークブック

▲導入時より大譜表を使用して、“まん中のド”(1点ハ)を中心に音域を広げていく、田丸信明先生オリジナル・メソッドによる初級ピアノ導入教材
上記商品はぴあのどりーむワークブック1

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2月

オザワ部長のヤマハ吹奏楽団CD発売記念インタビューPart.2

インタビュー オザワ部長×お話 須川展也さん(サックス奏者・指揮者)

ヤマハ吹奏楽団のCD『ヤマハのオト ~奏でる匠のオト ~ I』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)の発売を記念し、オザワ部長は世界的サックス奏者であり、ヤマハ吹奏楽団の5代目常任指揮者でもある須川展也さんにインタビュー。後編をお読みください!
( フェイスブックページ「私立ジーピー学園吹奏楽部」2015年10月号掲載記事より)

(おんがく通信1月号の続き)

―須川さんがヤマハ吹奏楽団を指揮するときに心がけていらっしゃることは何でしょう?

「まずは、演奏する音楽のスタイルですね。それから、それぞれの役割。メロディーは立ててあげたいし、支える人のバランスはどの程度が良いかも考えてあげたい。要するに、《どういう音楽を、どのように伝えたいか》ということですね。僕はサックスでソロを吹くときに『こんな音楽を作りたい』という思いがありますけど、楽団を指揮するときも同じです。その思いをみんなと共有するということですね」

―須川さんの思いは、どの程度伝わっているでしょうか?

「ヤマハ吹奏楽団では、僕が吹き振り(演奏と指揮を兼ねること)をすることが多いんです。つまり、僕が演奏している間は、指揮者なしでやってもらうわけです。今回のCDの中でも『日本民謡による狂詩曲』は吹き振りをしています。それでもちゃんとみんなは演奏してくれているので、僕がどんな音楽を作りたいかはしっかり伝わっていると思います」

―さすがですね。ところで、須川さんは中学・高校の吹奏楽部と共演したり、レッスンをしたりする機会も多いですね。今のスクールバンドについてどう思われますか?

「中学生や高校生は夢を持って頑張っていますよね。それは素晴らしいことですけど、ぜひそのキラキラした夢を大人になってからの音楽生活へとつなげていってほしいと思うんですね。中学時代や高校時代は指導者を信じてついていくことが大事です。でも、もうちょっと大人になってくると、指導者についていきながら、一人ひとりが指揮者と《音楽の会話》をするというステージに変わってきます。その会話を通じて、ときには自己主張したり、ときにはまわりと協調したり、敢えて自分から裏方に回ったり…ということをするわけですね。そういうところまで中学・高校で吹奏楽部にいる皆さんを導きたい、という思いを持っています」」

―中学や高校で一生懸命部活をやったのに、卒業後にやめてしまうというケースは少なくありません。もちろん、いろいろな人生の可能性や選択肢にチャレンジしてみることも良いことですけど、少し寂しいですね。

「そうですね。中学・高校で燃焼し切らないで、少しだけ余力を残しておいてもらえたら。もっと深い音楽の世界があるのに、その入口に立ったところでやめていってしまう子が多いのは哀しい。大人になると他にいろいろやりたいことも出てくると思いますけど、せっかく吹奏楽で頑張ってきたなら、《音楽で会話をする》という喜びが感じられるところまで続けてほしいと思いますね。それが僕の願いです」」

―学生だけでなく、もっと大人世代の皆さんにも吹奏楽を楽しんでいただきたいですよね。

「幅広い世代で演奏者が増えてこそ、吹奏楽が文化になると思うんです。今でも吹奏楽は世界に誇れる日本の文化だと思いますよ。北から南まで吹奏楽をやっていない土地がないという、そんな国は他にどこにもありません。アメリカも吹奏楽は盛んですが、地域によって偏りがあります。オザワ部長の『あるある吹ペディア』には《鳥取県》が全日本吹奏楽コンクールに一度も代表を出していない都道府県として載っていましたけど(笑)、サックスプレイヤーのMALTAさんは鳥取県出身だし、僕の弟子たちの中にも出身者はいます。世界中を探しても、こんなに全国で吹奏楽が盛んな国はないです」」

―吹奏楽が日本の文化、伝統になるといいですよね。それと、吹奏楽は世代を超えたコミュニケーションにもつながるのではないでしょうか?

「はい、それをやっていきたいんです。吹奏楽は文化にもなるし、コミュニケーションにもなると僕に気づかせてくれたのが、ヤマハ吹奏楽団でした。メンバーは年齢が幅広く、会社内での上司や部下という関係もあります。けれど、一生懸命にみんなで一つの音楽を作り上げています。そんなヤマハ吹奏楽団の音を通じて、世代を超えたつながり、絆というものも感じていただきたいですね」

―今回のCDで特に聴いてほしい曲は?

「すべてなんですけど、強いて挙げるなら『天頂の恋』です。もともとは僕が長生淳君に委嘱した、ソプラノサックス・テナーサックス・ピアノの三重奏曲。世界中で愛されている曲なので、『じゃあ、吹奏楽にしてみよう』と。織姫と彦星の七夕伝説、涙が出るような恋物語を真っ向勝負で吹奏楽で表現したかったんです」

―ガーシュウィンの『「アイ・ガット・リズム」変奏曲』(中橋愛生編曲)は、2014年の全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞したときの自由曲ですね。

「ガーシュウィンのピアノコンチェルトの吹奏楽アレンジです。とってもカッコよくてジャジーだけど、クラシカルでもあるので、吹奏楽の良さが生かせる曲ですね。コンクールで演奏したときには『コンクールっぽくない』とも言われましたが、それによって『じゃあ、コンクールぽさって何だろう?』ということを真剣に考えるべきだと思いました。いわゆるコンクールっぽさというのは、一糸乱れぬ完璧な演奏かもしれない。それはすごいことだし、カッコいいけれど、もっと音楽は広いよ、いろんな可能性があるんだよ、ということも伝えたいんです。だから、コンクールだと12分間に注ぎ込む集中力を、僕とヤマハ吹奏楽団はこのCD1枚に傾けてみました」

―では、頑張って吹奏楽に取り組んでいる現役の中学生・高校生にメッセージをお願いします。

「ヤマハ吹奏楽団のメンバーはみんな大人ですけど、音楽が大好きで頑張っています。中学生・高校生の皆さんは、せっかく吹奏楽の魅力に目覚めたなら、少しでも長く続けてほしいです。大人になって、忙しくてなかなか楽器を練習する時間がなかったとしても、ちょっとした時間に楽器に触れてみたら、自分の心が癒やされるのではないかと思います。それと、ぜひ現役の子たちにおすすめしたいのは、自分の楽器で自分の好きなメロディーを吹けるように練習すること。吹奏楽部で演奏する曲のパート譜を一生懸命練習することも必要ですけど、そればかりに縛られては音楽の全体が見えなくなってしまいます。たとえ普段はメロディーがないような中低音の楽器でも、ぜひ好きなメロディーを吹いてみてください。クラシックでも、ポップスでも、演歌でも何でもかまいません。メロディーがわかると、リズムやハーモニー…つまり、音楽の三要素すべてがわかってきます。メロディーを演奏することで、どう伴奏すればいいか、どう低音で支えればいいかといったことが理解できるんですね」

―それはすごくわかります! 全員で好きなようにメロディーを練習する時間を部活に取り入れていただきたいですね。

「毎日10分でいいですから。打楽器だったら、面白いリズムに挑戦してもいい。僕は東京藝術大学で長く教えていますけど、藝大に来るような優秀な子は好奇心旺盛で、自分の好きなメロディーをどんどん吹いてみるようなタイプが多いです」 

―「好奇心」もポイントでしょうか?

「はい。好奇心がなかったら、うまくなりません。いろんな曲をたくさん聴いて、どんどん真似をしてみてください。『どうしてこんな素敵な音が出せるんだろう?』と思った段階で、すでにその人はうまくなっているんですよ。『ヤマハのオト 〜奏でる匠のオト 〜 I』も、ぜひ好奇心を持ちながら聴いてみてほしいです」 

CD情報
好評発売中!

『ヤマハのオト ~奏でる匠のオト~Ⅰ』  
ヤマハ吹奏楽団 指揮:須川展也

ヤマハミュージックコミュニケーションズ/YCCS-10056

CDの詳細はこちら↓
http://www.yamahamusic.co.jp/symphonicband/

『ヤマハのオト ~奏でる匠のオト~Ⅰ』  
ヤマハ吹奏楽団 指揮:須川展也

オザワ部長

吹奏楽作家。著書に『みんなのあるある吹奏楽部』(新紀元社)、『翔べ!私たちのコンクール』(学研プラス)、『あるある吹ペディア』(同)、『吹部ノート』(KKベストセラーズ)など。ネット、ラジオ、雑誌など各種メディアでも吹奏楽の楽しさを発信中。

●総合吹奏楽情報サイト「ある吹net」 http://arusui.net/
●フェイスブックページ http://www.facebook.com/minsuiaruaru

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1月

オザワ部長のヤマハ吹奏楽団CD発売記念インタビューPart.1

インタビュー オザワ部長×お話 須川展也さん(サックス奏者・指揮者)

『みんなのあるある吹奏楽部』でおなじみのオザワ部長が、ヤマハ吹奏楽団の新作CD発売に際して須川展也さんを直撃!! インタビューの様子を2回にわたりご紹介します。
( フェイスブックページ「私立ジーピー学園吹奏楽部」2015年10月号掲載記事より)

サックス吹きのオザワ部長にとって、世界的サックス奏者の須川展也さんといえば、まさしく憧れの存在。美しく、明るく、透き通るような須川さんのサックスの音にどれほど感動を受け、「須川さんのように演奏できたら…」と何度思ったかわからないほどです。
ついに、そんな須川さんにインタビューできる日がやってまいりました!とはいえ、サックスプレイヤーとしてではなく、今回はヤマハ吹奏楽団の5代目常任指揮者としての須川さんです。
10月4日に発売されたばかりのCD『ヤマハのオト~奏でる匠のオト~ I 』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)は、まさに須川さん率いるヤマハ吹奏楽団の魅力がギュッと詰まった1 枚です。
ヤマハ吹奏楽団と言えば、1961年に創部され、全日本吹奏楽コンクールで全部門を通じて最多の金賞受賞回数(32回)を誇る名門バンド。収録曲の『アルメニアン・ダンスパートI』(リード)、『アイ・ガット・リズム変奏曲』(ガーシュウィン/中橋愛生編曲)、『交響詩「ローマの祭り」』(レスピーギ/森田一浩編曲)などでその実力を遺憾なく発揮しています。
それにしても、タイトルの「匠のオト」とは?
須川さんにお聞きしました。

―今回のCD を制作することになった経緯から教えていただけますか?

「僕がヤマハ吹奏楽団の常任指揮者になって9年目。前々から、ライブ録音ではなく、レコーディングのためにホールを借りて、そのための練習をして、今の楽団の顔をきちんとした形で音に残しておきたいとずっと考えていました。僕と楽団の関係もちょうど成熟期に入ったかなという時期ですし、今年はベストなタイミングだと思いましたので、CD 制作が実現できてよかったです」

―そもそもサックスプレイヤーである須川さんが2007年からヤマハ吹奏楽団の指揮者に就任することになったのは?

「ある日、楽団の偉い人に呼ばれまして。演奏の依頼かなと思ったら、『ヤマハ吹奏楽団の指揮をしてくれないか』と言われたんです。僕はそれまでちゃんと指揮をしたことがなかったんですよ。
イベントのときにちょっと振った経験があるくらいで。だから、最初は『ヤマハ吹奏楽団は伝統ある楽団なので、もっと経験のある人がいいんじゃないですか?』と言って逃げまわっていました(笑)。いろんな人に『指揮者の話が来ているんだけど』と相談もしました。すると、『須川の名前に傷がつくかもしれない』とか、『もし全国大会に行かれなかったらイメージダウンになる』とか、けっこう反対もされたんです。ところが、あんまり反対されるので、逆に僕は反骨精神で『じゃあ、やってみよう』という気持ちになったんですよ」

―須川さんとしても常任指揮者を引き受けられるには勇気が必要だったのではないでしょうか?

「そうですね。まずは指揮棒を買うところから始めました(笑)」

―須川さんは1989年から2010年まで東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスターを務められました。とはいえ、やはりコンサートマスターと指揮者では大きく違いがあると思います。

「まったく逆の立場ですから(笑)。音楽をやるという点では一緒です。演奏者として、コンマスとしての音楽の落とし所はわかっています。それを指揮で表現できるか、というところで悩みましたね。とはいえ、吹奏楽のレパートリーの持つ素晴らしさと可能性を世の中にもっと広めるべきだとずっと感じていましたので、それにチャレンジできるならいいかな、と引き受けたんですね。もちろん、最初は僕の指揮はひどいものだったと思いますよ(笑)。楽団のみんなはよく我慢してついてきてくれたなと」

―とはいえ、就任された年から2014年まで、三出休みを除いて毎回全日本吹奏楽コンクールに出場し、すべて金賞を受賞されています。

「かろうじてね(笑)。みんなのおかげです。きっと最初のころは僕の指揮が不安だから、『助けてあげよう』とみんな頑張ってくれたんだと思います。だんだん慣れてきてからは僕の世界になってきて、楽団とのバランスが取れてきました」

―今年も全日本吹奏楽コンクールに…と思いきや、コンクールはお休みだとか?

「はい。このCD を作るということもありましたし、コンクールは2年に1回というペースでやらせていただくことにしました。先ほども申し上げたように、吹奏楽にはいろいろな可能性があります。コンクールの12分間(課題曲と自由曲の合計で12分間以内に演奏する、という規定) だけでは語り尽くせないところもありますよね。もちろん、コンクールも上達するためには大切なイベントですけれど、非常に細かい部分やタイムを気にしながら“コンクールに勝つ演奏を極めていく” ということ以外にも、ヤマハ吹奏楽団でやってみたいことがあったものですから」

―では、次にコンクールの舞台で須川さんとヤマハ吹奏楽団が観られるのは2016年ですね。

「と言いながら、金賞がとれなかったらやばいな…と思っているんですけどね(笑)。コンクールに臨むときは真剣勝負でいきたいと思っています」

―今回のCD のタイトルには「匠のオト」という言葉が使われていますが?

「僕はずっとヤマハ吹奏楽団を《匠のバンド》と呼んでいるんです。団員のほとんどが実際にヤマハの工場で楽器を作っている楽器職人です。演奏もうまいんですよ。ただ楽器や演奏が大好きなだけでなく、オーディションに合格して入っていますから。そういう楽器職人たちが集まった、世界に類を見ないオンリーワンの楽団がヤマハ吹奏楽団なんです」

―なるほど。職人さんたちのバンドだから、「匠」なんですね。

「モットーは《楽しく、上質で、愛されるバンド》です。練習には厳しさもありますが、本番の演奏で楽しめるように厳しくやるんです。厳しく練習すれば上質な音楽ができ、レベルも上がり、皆さんに愛されるようになる。それを目標にしています」

―CD のブックレットには、メンバーそれぞれのお仕事が書かれていますね。ご自身が演奏しているのと同じ楽器の製作を担当される方もいれば、オーボエ奏者がトランペットの製作に携わっていたり、コントラバスの方がクラリネットの組み立てをしていたり…と多彩ですね。

「たとえどの楽器の製作を担当していても、楽器に対する愛情、責任感は非常に強いと思いますし、それは演奏するときのサウンドにも現れると思います。実際、僕が使っているサックスも、メンバーの手が加わって作られているんです」

―もちろん、演奏時は全員がヤマハの楽器を使っていますね。

「そうですね。特に、ヤマハだからこういうサウンドというのはないと思います。ただ、どこのメーカーであれ、自分が好きな楽器を吹いたら良い音が出るんです。だからこそ、ヤマハ吹奏楽団は素晴らしい演奏ができているのではないかと思っています。ぜひその音をCD 『ヤマハのオト〜奏でる匠のオト 〜 I 』で聴いていただきたいですね」 (おんがく通信2月号に続く)

CD情報
好評発売中!

『ヤマハのオト ~奏でる匠のオト~Ⅰ』  
ヤマハ吹奏楽団 指揮:須川展也

ヤマハミュージックコミュニケーションズ/YCCS-10056

CDの詳細はこちら↓
http://www.yamahamusic.co.jp/symphonicband/

『ヤマハのオト ~奏でる匠のオト~Ⅰ』  
ヤマハ吹奏楽団 指揮:須川展也

オザワ部長

1969年生まれ。神奈川県横須賀市出身。これまで『みんなのあるある吹奏楽部』( 新紀元社)、『オザワ部長の吹奏楽部物語 翔べ!私たちのコンクール』『あるある吹ペディア』(学研プラス)、『吹部ノート』(KKベストセラーズ)などを出版。独自の吹奏楽情報や取材、インタビューなどをウェブサイト「ある吹net」(http://arusui.net)やフェイスブック、ツイッターで発信。インターネットラジオ「OTTAVA」では吹奏楽番組のパーソナリティを務める。

●フェイスブックページ http://www.facebook.com/minsuiaruaru
●ツイッター @SuisouAruaru

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