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本調査に回答した子どもやその保護者には、どのような特性があるのか。ここでは、子どもと保護者の社会的背景を明らかにする。
まず、子どもの学年・性別についてみていくことにする。子どもの学年・性別は、均等になるように配慮したので、各学年206名ずつ、性別は男子と女子が半数ずつとなっている(合計1236名)。
1年生 206人 | (男子103人、女子103人) |
2年生 206人 | (男子103人、女子103人) |
3年生 206人 | (男子103人、女子103人) |
4年生 206人 | (男子103人、女子103人) |
5年生 206人 | (男子103人、女子103人) |
6年生 206人 | (男子103人、女子103人) |
計 1236人 | (男子618人、女子618人) |
子どもたちは、どのような場所に住んでいるのか。「どちらかといえば街のなか」と回答した者は44.3%、「街のなか」と回答した者は25.9%となっており、両者を合計すると7割を越える。子どもたちの多くは、都会に住んでいるといえそうである(図0-1参照)。
図0-1 住んでいる地域の特性
保護者の性別の割合はどのようになっているのであろうか。図0-2に示されているように、男性よりも女性の方が、多くなっている。
図0-2 保護者の性別
保護者の年齢をみてみよう(図0-3参照)。40才~44才の保護者の割合が最も高く(36.6%)、次いで35才~39才(31.9%)、45才~49才(16.7%)の順になっている。
図0-3 保護者の年齢
保護者には、何人の子どもがいるのであろうか。図0-4に示されているように、「1人」が60.4%、「2人」が32.0%となっており、両者を合計すると9割を越える。一人っ子や二人きょうだいが、大多数であるといえよう。
図0-4 子どもの人数
住んでいる地域は、関東地方(32.1%)、近畿地方(20.3%)、中部地方(18.5%)の順に割合が高くなっている(図0-5参照)。
図0-5 住んでいる地域
保護者はどのような職業に就いているのか。図0-6に示されているように、専業主婦(主夫)が最も多く(32.9%)、次いでパート・アルバイト(14.9%)、技術系会社員(13.0%)の順になっている。
図0-6 保護者の職業
以上のような特性をもつ、子ども及び保護者であることを念頭におきつつ、調査結果を読みすすめていただきたい。なお、インターネット調査を行ったので、当然のことながら、調査対象者は、インターネットができる環境の家庭の子どもであるということを、付け加えておく。