2023年10⽉23⽇より、アドレスが変更になりました。https://www.gakken.jp/kyouikusouken/
トップページ、⽩書シリーズなど、お気に⼊りに登録されている場合は、お⼿数ですが変更をお願いします。
【表C-5 小学生の「よくやるスポーツ」の中の「武道」の割合 】
[(男子618人(各学年103人)・女子618人(各学年103人) 複数回答]
【表C-6 小学生の「一番好きなスポーツ」の中の「武道」の割合 】
[(男子618人(各学年103人)・女子618人(各学年103人) 回答]
2012年4月から、中学校で武道が必修となる。やがて中学生となる現在の小学生が、「武道」をどのようにとらえているのかを見るために、「空手」「剣道」「柔道」のポイントを取り出してまとめたのが【表C-5】【表C-6】である。「よくやるスポーツ」では、男子において「空手」の割合が多少高くなっているが、「よくやるスポーツ」全体から考えるのならば、武道を「よくやる」小学生は少ないと言える。また「一番好きなスポーツ」では、さらに割合は低くなり、小学生に「武道」の人気はないと言ってよいだろう。中学生になり、体育の授業で「武道」を習うことが、武道人気につながるかどうかは、やや不安な結果となった。特に女子のポイントの低さは著しく、このまま小学校を卒業し、中学校で突然「武道」を教えられることに、戸惑いを覚える小学生女子は多いのではないだろうか。
(埼玉学園大学准教授:布村育子)