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【表E-1】小学生の好きな生き物・嫌いな生き物 ベスト5
(小学生男子618人・女子618人・複数回答)
【表E-2】「好きな生き物」「嫌いな生き物」の性差 (ポイント差が高い順のトップ3)
小学生の男女ともに人気がある生き物は、「犬」(男子57.9%・女子70.2%)、「ネコ」(男子35.4%・女子46.4%)であった(以下表E-1参照)。「犬」が好きと答えた小学生が男女ともに半数を超えている。「犬」は自宅でペットとして飼育されやすい動物であるとともに、ドラマや映画のキャラクターとしても馴染みのある動物である。すべての家庭で「犬」を飼えないとしても、メディアやネット等で視聴者の投稿した「犬」の映像は人気が高く、小学生もそれらの映像をよく目にしているのではないだろうか。
小学生男女の「嫌いな生き物」では、「ヘビ」と答えた割合が高く(男子52.8%・女子68.0%)、これも半数を超えている。「嫌いな生き物」のワースト3は男女ともに変わらず「ヘビ」「トカゲ」「カエル」の順であり、性差はなかった、男子は「カブトムシ」(30.1%)「クワガタ」(24.1%)の人気は高いが、同じ昆虫でも「スズムシやコオロギ」は「嫌いな生き物」の4位にランクされている。「昆虫」の中でも「好き」「嫌い」が明確に区別されている点が伺える。【表E-2】は、「好きな生き物」「嫌いな生き物」の回答で、男女のポイント数の差が高かった生き物のトップ3である。この表からは特に「好きな生き物」の回答に性差が見られることがわかる。「カブトムシ」「クワガタ」は男子に人気のある「好きな生き物」であり、「ウサギ」は女子に人気のある「好きな生き物」であるといえる。
男女ともに「ネコ」が「好きな生き物」「嫌いな生き物」の上位にランキングされている点も興味深い(「嫌いな生き物」男子7位・女子6位、表E-3-②参照)。「ネコ」の気まぐれな性格や「黒猫」を代表とする、どちらかと言えば忌み嫌われる姿などが「好き」「嫌い」の判断を分けているのかもしれない。
(埼玉学園大学准教授:布村育子)
【表E-3-①】小学生の好きな生き物・全順位(男子618人・女子618人)複数回答
【表E-3-①】小学生の好きな生き物・全順位(男子618人・女子618人)複数回答
【表E-3-②】小学生の嫌いな生き物・全順位(男子618人・女子618人)複数回答
【図E-3-②】小学生の嫌いな生き物・全順位(男子618人・女子618人)複数回答