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【表B-2-①】好きな食べ物と嫌いな食べ物との比較(男子 618人中 複数回答)
【表B-2-②】好きな食べ物と嫌いな食べ物との比較(女子 618人中 複数回答)
【図B-2-①】好きな食べ物と嫌いな食べ物との比較(男子 618人中 複数回答)
【図B-2-②】好きな食べ物と嫌いな食べ物との比較(女子 618人中 複数回答)
【図表B-2】は、小学生の「好きな食べ物」と「嫌いな食べ物」の比較である。「好き」と選んだ食べ物は「嫌い」と選んだ食べ物の上位にはランクされていない。反対に、「嫌い」と選んだ食べ物は「好き」と選んだ食べ物の上位にはランクされていない。つまり、小学生の食べ物の嗜好の傾向には同質性があり、個別性はあまりないとみることができる。
また、「好き」と「嫌い」の差に注目し、その差が5%以下である「食べ物」に「※」をつけた。男子では「サンドイッチ」(1.8%)「てんぷら」(2.1%)「とんかつ」(2.3%)、女子では、「オムレツ」(0.6%)「シチュー」(1.0%)「とんかつ」(1.1%)等が「好き」と「嫌い」の差があまりない「食べ物」ということになった。これらの食べ物は、ファーストフード店やファミリーレストラン等での中心的なメニューではなく、どちらかと言えば家庭料理のメニューである。日常的な食べ物であるがゆえに、「好き」と「嫌い」が拮抗しているとも考えられる。
(埼玉学園大学准教授:布村育子)