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図J-② おこづかいの平均金額の推移(全体)
学研がこれまで調査してきたデータをもとに、おこづかいの平均金額の20年間の推移をみてみることにしよう。おこづかいの金額は、1992年の833円をピークに、その後、緩やかに減少し、2000年代になると、600円台で推移してきた。しかし、今回(2011年)は、844円となり、ここ20年間では最高額となっている。
今回、最高額を記録したのはなぜなのか。その理由は2つ考えられる。一つは、おこづかいをもらう者が減るなかで(図H-②参照)、もらっている者は、高額な金額を得ていると予測できる。もう一つは、調査方法にまつわる点である。今回から、郵送法による調査から、インターネット調査へと、調査方法が変わった。調査方法の変更により、平均金額が高く出る傾向が強まったとも予測できる。いずれにせよ、いましばらく、こうした傾向の推移を見守っていく必要がある。
(明治学院大学教授:石井久雄)