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表G-3 【女子全体】今、一番ほしい物 トップ5
表G-4 【女子・学年別】今、一番ほしい物 トップ5
女子の一番ほしい物を見てみよう。女子全体では「携帯電話」(16.5%)がトップである(表G-3参照)。放課後、もしくは休日でも友だちと会話やメールなどを楽しみたいという表れであろうか。そうした点では、「携帯電話」が1位というのは、女子ならではの結果と考えられる。2位は「DS・PSPなどの携帯型ゲーム機(ソフトふくむ)」(15.2%)、3位は「Wii・プレステなどのすえ置き型ゲーム(ソフトふくむ)」(9.4%)、4位は「パソコン」(7.1%)であった。順位の違いこそあれ、男女ともに1位~4位は電子機器である。やはり、生まれたときから周囲が持っている物は、ほしい物になるのであろう。5位は「洋服」(6.0%)である。この「洋服」は「普段着」ではなく、オシャレを意識した「お出かけ着」という意味あいが強いものと推測できる。5位に初めてアナログ的な物が登場したのは、男子と同様である。
学年別に見ると、1、2年生では「DS・PSPなどの携帯型ゲーム機(ソフトふくむ)」が1位、3~6年生では「携帯電話」が1位である(表G-4参照)。低学年の「ゲーム機(ソフト)」から、中・高学年の「携帯電話」と、ほしい物に成長による変化が見られる。ここで、「iPod、MP3などの携帯デジタル音楽プレーヤー」に注目してみよう。2年生からトップ5に登場し、5年生までずっとランクインしている。テレビの音楽・バラエティ番組などに登場する流行のアイドルに興味をもち、お気に入りの楽曲を個人的に楽しみたいという気持ちの表れであろうか。なお、男子では多くの学年でトップ5に入っていた「ポケモン・ワンピースなどのトレーディングカード」は、女子ではトップ5に入っている学年は一つもない。カードゲームとのかかわり方に関しては、男子と女子とで、違いがあるといえよう。
(学研教育総研主任研究員:徳住政和、明治学院大学教授:石井久雄)