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【図5-①】好きな科目・嫌いな科目
【図5-②】好きな科目
【図5-③】嫌いな科目
小学生に学校で一番好きな科目と一番嫌いな科目を聞いたところ、上のグラフのような結果となった。まず、【図5-①】は全学年と男女トータルの結果である。それによると、好きな科目では「体育」が21.9%と最も高く、「算数」(19.4%)と「図画工作」(17.8%)が後に続いていることがわかる。嫌いな科目では、「算数」が22.8%と最も高く、「国語」(17.4%)と「体育」(10.2%)が続いている。「体育」と「算数」は好きな科目としても嫌いな科目としても上位に来ていることが特徴的である。また、「嫌いな科目はない」との回答が26.3%に上っていることは好ましい状況であると言えよう。
好きな科目を男女別・学年別に見たのが【図5-②】である。主な特徴としては、男子に比べて女子で「音楽」を好きな科目に挙げる比率が高いことが分かる。また、「算数」について男子・小学3年生が37.0%と高い半面、女子・小学5年生で11.0%と低いこと、「国語」について女子・小学1年生が19.0%と高いこと、男子・小学5年生の「理科」が18.0%と高いこと、「体育」について男子・小学2年生と3年生がそれぞれ35.0%、32.0%と高い半面、女子・小学4年生で8.0%と低いこと、などが注目される。
同様に、嫌いな科目について男女別・学年別にみたのが【図5-③】である。それによると、男子・小学3~6年生では「国語」を、女子・小学1~5年生では「算数」を、嫌いな科目に挙げる比率が高かった。とくに、女子について学年が上がるにつれて「算数」が嫌いになる傾向が強く見られる。一方、「嫌いな科目はない」については学年が挙がるにつれて低くなっていく傾向が見られる。