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【図8-①】自分専用の携帯電話の使用率
【図8-②】中学校への持ち込み状況
第8章は、前回2014年3月調査「2014年春 卒業生500名 中学入学直前意識調査」の後追い調査だ。サンプル数や質問項目などに変更があり、単純比較はできないが、傾向の概略を探ってみた。項目は大きく「ケータイ・スマホの使用状況」と「中1生ギャップ・期待と現実」である。
まずは今回2014年9月調査で「携帯電話(ケータイ・スマホ)の使用率」をまとめた結果が上の図表だ。新中1生は、男子47.0%、女子53.0%と全体で約半数が携帯電話を使用している。またスマートフォン(スマホ)に限ってみても、男子21.0%、女子29.0%と使用している率が高くなっている。
前回2014年3月調査「利用している電子機器の種類」では、スマホの使用率は14.6%だった。今回の結果から中学入学後、男女ともにスマホの使用率はかなり上がっているといえそうだ。とはいえ前回調査で、中学入学直前の子どもの実に6割の子が希望していたスマホだったが、すべての子の希望通りにはいかなかったようだ。前回、保護者の24.8%がスマホの使用を入学したら使ってもよい、と答えていたので、その数値に近いのが、実態のようだ。
また、今回小学生対象の同じ質問を見てみても、スマホ使用率が中学進学で飛躍的に高くなっているのがわかる。小学6年生では男女ともにスマホ使用率は6.0%だが、新中1生は2~3割の子がスマホを使用、進学で一気に増加している。
なお、学校への持ち込み状況では、小学校とあまり差はないようで、8割以上の中学校は、携帯持ち込み禁止になっている。