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【図6-⑤】読書(書店へ行く頻度)
【図6-⑥】読書(学校の図書館へ行く頻度)
【図6-⑦】読書(町の図書館へ行く頻度)
小学生に書店、学校の図書館、町の図書館それぞれに1か月間にどれくらいの頻度で行くのか聞いた結果が、上の【図6-⑤】~【図6-⑦】である。まず、【図6-⑤】によると、小学生が1か月に書店に行く平均頻度は1.5回、中央値では1.0回と、かなり少ないことが分かる。書店に「行かない」と答えた小学生は全体で30.3%に及んだ。前述した1か月のほんの購入冊数が0.7冊と少なかったこと(【図6-②】参照)の背景に、そもそも書店に行っていない現実があることが窺い知れる。一方、【図6-⑥】に見られるように、小学生が1か月に学校の図書館へ行く平均頻度は5.1回、中央値は4.0回と、比較的多いことが分かる。小学生の読書は学校の図書館が支えているようだ。男女別に見てみると、中央値で見るとあまり差はないが、平均頻度では男子より女子の方が総じて高く、女子の中では1か月に10回以上、15回以上学校の図書館へ行く子がいて平均を上げているのだろう。【図6-⑦】は、小学生が町の図書簡へ行く頻度を示したもので、それによると、平均頻度は1か月に1.2回、中央値は1.0回であった。町の図書館には「行かない」と答えた子も45.8%にも及ぶ。男女別・学年別に見てみると、男子においては高学年になると頻度が低く、男子・小学6年生で平均0.6回(中央値0.0回)となっており、町の図書館へ行く余裕はあまりないようだ。