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【図5-③】利用時間(子の実態)
小学6年生が一日にどのくらい電子機器(ネット端末)を利用しているのか? 全体の平均は、51.8分という結果だった。男女にそれほど差はなく、男子52.6分、女子51.0分。また30分未満の子が最も多く、全体の4割を占めている。
進学する中学校のタイプで見ると、公立(3年制)以外の私立などに進学する層の利用時間が、普通の公立に進学する層に比べ、平均で10分少ない43分となっている。就寝時刻では遅くまで起きているが、やはりネットではなく「受験勉強」をしているのだろう。
また、就寝時刻との関連でみてみると、最も遅い時刻(11時以降)まで起きている層が、ほかのどの項目より長い平均57.6分、最も早い時刻(10時前)寝る層が平均47.0分と、こちらも約10分の差が出た。電子機器(ネット端末)利用時間が多くなっていくと、就寝時刻がそれにつれて遅くなっていく傾向が明らかになっている。
【図5-④】保護者が考える中学生の電子機器利用の適正時間
上の図表は、保護者に「中学生になった子が電子機器を利用する適正な時間」を聞いた結果である。平均時間は43.8分で、小学校卒業直前の子の実態、平均51.8分よりも8分少ない値だ。また、8割程度の保護者が、「1時間未満」が適正と考えている。性別でみてみると、やや女子のほうが長く利用しても許されている結果になっている。
前述の「子の実態」では逆に男子の平均時間が長い、これは保護者は女の子には甘い?という結果かもしれない。