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【図8-⑤】中学校に進学して不安に思うこと、心配なこと ※複数回答
次に、「中学校に進学して不安に思うこと、心配なこと」の項目を、性別、電子機器利用時間、進学する中学校の種類、就寝時刻の集計軸でクロス集計した図表(上記)を見てみよう。
男女で大きな差が確認されるのが、「新しい友達など人間関係」。不安に思う、心配な女の子はちょうど半数の50.0%、男の子は37.6%なので女子の比率の高さは際立っている。また、不安なことはない=「あてはまるものはない」で、男の子は21.5%、女の子は14.4%とやはり女子がより心配事が多いことを示している。メール、LINEでつながる比率の高い女の子にとって、人間関係がストレスになっていることがうかがわれる結果だ。
【図8-⑥】お子様が中学校に進学するときに、気になること、心配なこと(保護者) ※複数回答
子どもの性別ほか4つの集計軸でクロス集計した、保護者が気になること、心配なこと(上記図表)で特徴的なのは、どの層でも約6割の保護者が第一に「人間関係」をあげている点だ。前述の子どもの結果で、「人間関係が不安」は女子が50.0%、男子が37.6%だったが、保護者では女子(の保護者)63.6%、男子(の保護者)62.8%と差がほとんど見られず、子ども本人よりも深く心配しているようだ。
一方、2番目に不安視されている「勉強(成績)」では、進学する中学校が公立(3年制)以外の子の保護者が53.2%と、公立46.1%よりも高くなっている。中学受験で無事合格、進学できても、やはり入学後も子どもの勉強(成績)が気になるようだ。