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【図8-①】中学受験した学校の種類
都市部を中心に、地元の公立3年制中学校以外の、有名私立中学、国立大学付属中学、公立中高一貫校などに選抜試験「中学受験」を経て、進学希望する子どもも多い。
2014年度進学する子どもたちに、「中学受験」について聞いた結果は上記図表のとおり、全体の約20%が「中学受験」を経験している。全国的にはやはり東京をはじめとする都市部で高い比率で受験を経験している。性別では際立った差が認められないが、「電子機器利用時間」「就寝時刻」では、受験をした子としない子で差が出ている。受験した割合は、最も遅くまで起きている層(PM11時以降)が一番多く18.0%、早く寝る層(PM10時前)ではわずか3.0%で大きな差がある。また電子機器利用時間が最も少ないL層(0.5時間以上)で14.9%、多いH層では9.5%となっている。私立などを中学受験した子にはネット利用時間は少なく就寝時刻は遅い傾向がみられる結果である。
【図8-②】実際に進学する中学校の種類
次に、実際に進学する中学校について聞いた結果は、受験の必要のない地元の公立(3年制)中学校が84.2%、私立、国立、中高一貫校は合計約15%となっている。上の「中学受験」で約20%が受験をしていることから、約5%の子どもが受験をしたが、試験の合否ほか何らかの理由で地元の公立(3年制)に進学しているということだろう。またこちらの図表でも「就寝時刻」と「電子機器利用時間」の集計軸で見たデータに進学する中学校の種類に大きな差が出ている。私立などに進学するために遅くまで起きて、電子機器利用はせず受験勉強していたのではないだろうか?