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【図8-⑩】小学生のときに行っていた、個人的な習い事・スポーツ
中学になっても続けたいこと(子ども・保護者) *複数回答
小学生のとき、行っていた個人的な習い事やスポーツを聞いたところ、上の図表のように、上位には「水泳」(27.4%)、「塾」(25.8%)、「ピアノなどの楽器」(23.0%)、「英語」(17.8%)と並んだ。何も習っていない「あてはまるものがない」は18.6%しかなく、8割の小学生は何かしら習い事をしているようだ。
次に、その習い事について中学生になって行いたい(続けたい)ものを聞いてみると、「水泳」(5.4%)、「塾」(19.8%)、「ピアノなどの楽器」(14.0%)、「英語」(14.4%)とかなり差が出た結果になっている。水泳は小学生でやめてしまう率が高いようだ。中学の勉強にも役立つ塾や英語は続ける傾向が見てとれる。これは保護者の意向とほぼ一致しているようだ。特に英語は保護者の支持が21.6%と子どもの意向を上回る数値を示している。
また「あてはまるものがない」が子どもが32.2%、保護者が26.8%と、中学生になると、習い事は行わない(続けない)層が増えている。
【図8-⑪】小学生のときに行っていた、個人的な習い事・スポーツ(子ども)*複数回答
「小学生のときに行っていた、個人的な習い事やスポーツ」を性別、電子機器利用時間、進学する中学校、就寝時刻の集計軸でクロス集計したのが上の図表だ。
男女で差があるのは、「ピアノなどの楽器」(男子10・0%、女子36.0%)、「サッカー」(男子21.2%、女子0.8%)、「野球」(男子10.8%、女子0.8%)、「バレエやダンス」(男子0.4%、女子10.8%)が目立っている。電子機器利用時間では、最も長時間のH(1.5時間以上)層で「あてはまるものがない」が28.6%と高い数値となっている。ネットを長時間する子どもは習い事をする比率が他と比べて低いようだ。
そのほかでは、進学する中学校が公立(3年制)以外の層で、「塾」が49.4%で、公立に進学する層の21.4%の倍以上を示している。なぜか「水泳」も32.9%で高い比率となっている。また「塾」に通っている率は、就寝時刻が早い(PM10時前)層が15.6%、中間(PM10~11時)層が27.2%、遅い(PM11時以降)が33.8%と、塾に通う子どもたちは夜も遅い傾向が明確に示されている。