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【図6-①】)小学校の授業で利用した電子機器と役立った電子機器 ※複数回答
文部科学省が進める「学校のICT化」(Information and Communication Technologyインフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー=情報通信技術)。小学6年生は実際に学校でどのような電子機器を利用していたのだろうか?
授業で使っていた電子機器で多いのは、デスクトップパソコン50.4%、テレビ48.8%、プロジェクター45.6%。また実際に、理解に役立ったかどうかの問いでは、パソコン42.4%、プロジェクター27.2%、テレビ25.4%となっている。
デスクトップ、ノートを合計するとパソコン自体では67%で多くの子どもが利用したことがあり、55.0%の子どもが役立ったと評価している。ただ、従来からあるテレビ、プロジェクターなどは役立ったという評価は低い。また役立ったもので、「あてはまるものがない」23.2%と、電子機器に対して子どもの評価はきびしいものがある。
電子黒板、実物投影機、タブレットは利用経験がある子が1割以下で、まだまだ現場には普及していないようだ。
【図6-②】)小学校の授業で利用した電子機器 ※複数回答
【図6-③】)小学校の授業で役立った電子機器 ※複数回答
上の二つの図表は、「利用したことがあるもの」「役立ったもの」を、性別、電子機器利用時間などの集計軸でクロス集計したものだ。性別で差が出たのはデスクトップパソコンで、「利用経験」「役立った」ともに男子が女子を約10%上回っている。また就寝時刻が早い層(10時前)では、デスクトップパソコンの利用経験が特に多くなっている。そのほかでは、公立(3年制)以外に進学するこどもが、「利用経験」「役立った」どちらでも、「あてはまるものがない」が、ほかの層にくらべ高くなっている。