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【図5-⑤】利用時間(子の実態)
内閣府(インターネット利用環境整備)、 文部科学省(「ちょっと待って! ケータイ&スマホ」2014年版)などでは、ネット利用に関する家庭でのルール作りを呼びかけている。実際、小学6年生の家庭ではルールを決めているのだろうか?
結果は、8.6%が「厳密で細かいルールを決めている」、67.5%が「基本的なルールを決めている」と全体の76.1%が何らかのルールを決めていた。一方、23.9%の家庭では「ルールは決めていない」ということだった。
また、これを、性別、電子機器利用時間、進学する中学校、就寝時刻の集計軸ごとに見てみると、
「電子機器利用時間の長短」と「就寝時刻の早い遅い」ではっきりと因果関係が認められた。ネットの時間が1.5時間以上の子の家庭では33.8%、就寝時刻が11時以降の子の家庭では31.6%と3割以上、家庭内ルール無し、ということだった。
内閣府、文部科学省などで呼びかけている「家庭のルール作り」だが、実際に家庭ではどのようなことを具体的に決めているのだろうか?
今回のネット調査で「 あなたが電子機器を使用するときの“ルール”や“約束事”を具体的に教えてください」という問いに、自由記述で答えてもらった。その内容は、「一日30分以内」「宿題が済んでから1時間以内」「夜の19時以降の使用禁止」など、時間に関するもの、「親の知らないことはしない」「リビングのみ利用」「親の許可を得てから」など、保護者の目の届く範囲でといったものが多かった。
*上記の「家庭のルール」の具体的な自由回答(327名分)は原文のままコチラ(PDF)にアップしています。
各自治体や消費生活センターなどでも、フィルタリング利用のほか、利用時間や課金(料金)の限定、個人情報の管理、不特定の相手のやり取りの禁止など呼びかけているところが多いようだ。