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【図7-①】小学5・6年での「英語の授業」の感想(総括)
小学校6年生に対して5・6年生で行われている英語の授業(外国語活動)についての感想を聞いてみたところ、上のグラフのとおり、「楽しかった(そう思う計)」は73.2%、「役立った(そう思う計)」は57.4%、「好き(そう思う計)」は60.2%と、おおむね好評だったことがわかる。現行の外国語活動が多くの小学生に受け入れられている実態が確認された。一方、「楽しかった」の比率の高さに比べると、「役立った」「好き」の比率が少し低いが、これは小学生には英語を実際に生かす場面がまだそれほど多くないことが影響している可能性が考えられよう。
【図7-②】小学5・6年での「英語の授業」の感想(楽しかった) ※複数回答
英語の授業について楽しかったかどうかを集計軸ごとに聞いた結果が上のグラフである。「とてもそう思う」と答えた女子は26.0%で、男子の20.0%に比べてやや高い。女子と男子の間でコミュニケーションに対する態度が異なっている可能性が考えられる。進学する中学校別でみると、地元の公立以外に進学する子どもは「とてもそう思う」比率は27.8%と地元の公立に進学する子どもの22.3%よりやや高いが、「とてもそう思う・そう思う計」では、逆に65.8%と公立の74.6%より低いという結果となった。就寝時間別に「とてもそう思う」と答えた子どもの比率をみると、就寝時間が遅くなるほど上昇する傾向にある(17.0%→22.8%→30.1%)。これは、男子より英語の授業を楽しく思う女子は同時に就寝時間が男子より遅いことや、同じく就寝時間の遅い公立以外に進学する子どもによる回答が要因となっているかもしれない。