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【図7-③】小学5・6年での「英語の授業」の感想(役立った)
英語の授業についてそれが役立ったかどうかを聞いた結果が上のグラフである。「そう思う」が57.4%、「そう思わない」が12.4%と比較的役立ったと感じているようだ。男子と女子の間での差はほとんどなかった。一方、進学する中学校別に聞いてみると、受験せずに地元の公立中学に進学した子どもが「そう思う」58.7%「そう思わない」10.5%であったのに対して、受験して公立以外に進学した子どもは「そう思う」50.6%「そう思わない」22.8%と比較的低かった。これは、受験勉強にあまり関係がないと感じたか、あるいは、中学校での英語の準備としての期待感が強い一方で実際の授業がその期待に応え切れていないことの表れか、などの理由が考えられよう。
【図7-④】小学5・6年での「英語の授業」の感想(好き)
英語の授業についてそれが好きかどうかを聞いた結果が上のグラフである。全体としては「そう思う」が60.2%とおおむね高かった。ただ、男女別で見てみると、「そう思う」について男子が56.2%に対して女子が65.2%というように、女子の方が男子より英語の授業が好きだという傾向にある。「楽しかった」と感じる女子が多いことの背景と同じく、女子の方がコミュニケーション志向が強く、その手段として英語を学ぶことを好意的に評価しているのかもしれない。一方、進学校別で見てみると、地元の公立以外の中学校に進学した子どもの20.3%が「そう思わない」と答えており、地元の公立中学校に進学した子どもの12.6%より高かった。前述データとして聞いた役立ったかどうかの質問と同様、受験を控えた子どもの中にはあまり好意的に評価していない子どもがある程度いるものと考えられる。