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【図7-⑥】小学5・6年での「授業の英語」が日常生活で役立ったこと ※複数回答
授業で学んだ英語が日常生活のどんなところで役立ったのかを複数回答可で聞いた結果が上のグラフである。全体として上位に来たのが、「インターネットなどを利用するとき」(20.2%)、「外国の音楽、映画など文化的なものを楽しむとき」(17.4%)、「近くの外国人と会ったとき」(14.8%)、「海外旅行に行ったとき」(14.6%)などであった。一方、役立った場面はない(あてはまるものはない)と回答した子どもが半数を超えている(52.6%)。前出【図7-③】では全体で57.4%が「役立った」と回答したことを紹介したが、実際の日常生活で役立った場面としては多くないという結果となった。年齢を考えれば授業以外で英語に接する機会がそもそも少ないことは当然であるが、日本への外国人観光客や居住外国人の増加傾向から、今後は日常生活で英語に接する機会は増えていくことが予想される。
進学する中学による比較を見てみると、地元の公立以外の中学校に進学した子どもは地元の公立に進学した子どもに比べて、「インターネットなどを利用するとき」が相対的に少なく「海外旅行に行ったとき」が多かった。その要因分析は難しいが、地元の公立以外に進学した子どもが多く居住している場所(都市)やインターネット利用時間の分布などが関係しているかもしれない。