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【図10-⑤】自分(嫌いなところ)
「あなたが自分の中で嫌いなところはどこですか。あてはまるものをすべて選んでください」の質問に対する回答が【図10-⑤】である。
「嫌いなところはない」が49.1%と回答者の5割が自分の嫌いなところはないと回答したことに、少しほっとさせられる。特に男女とも1年生は6割以上の子が「嫌いなところはない」と回答している。学年が上がるにつれ、この数字が減少する(1年63.5%→6年37%)が、女子においては4・5年生が平均値をぐっと下回っている。
「スポーツが上手くないところ」は、全学年で男子より女子のほうが高い割合となった。また、「人と同じようにできないところ」は、全学年で女子より男子のほうがその割合が高い。運動神経に関して「嫌い」と思うのは女子、人と自分を比較して「嫌い」と思うのは男子に傾向が強く出ていると言えよう。
学年別で変化が大きかった項目としては、「成績がよくないところ」(1年生3.0%→6年生11.5%)、「スタイル」(1年生4.0%→6年生12.5%)と「嫌い度」があがっている。思春期に向けて、特に女子に顕著である。