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【図8-①】好きな教科/嫌いな教科
【図8-②】好きな教科
【図8-③】嫌いな教科
「あなたが、学校の授業で一番好きな科目と一番嫌いな科目を1つ選んでください」という問いの回答結果が【図8-①】だ。
これによると、小学生全体の好きな科目は1位は「算数」で24.9%と最も高く、2位「体育」(18.4%)、3位「国語」(15.1%)と続く。
また、嫌いな科目では、「嫌いな科目はない」が26.2%のトップで、続いて「算数」(23.7%)、「国語」(18.7%)、「体育」(8.4%)となった。
「好きな教科」も「嫌いな教科」も、「算数」「国語」「体育」の3教科に絞られた。現行の学習指導要領においては、全学年を通して国語の学習時間がもっとも多く、次いで多いのが算数である。学校で触れる時間が多い教科であるがゆえに、好きも嫌いも生まれやすいのかもしれない。また、「嫌いな教科はない」の回答が26.2%に上っているのは、保護者や教員にとっても喜ばしい状況であると言えよう。
「好きな教科」を男女別・学年別に見たのが【図8-②】である。
男女で大きな差が見られたのが「算数」(男子32.8%、女子17.0%)、「国語」(男子8.5%、女子21.7%)、「体育」(男子24.2%、女子12.7%)、「音楽」(男子1.5%、女子11.3%)だった。
また、6年生の女子は「体育」を好きな割合が6.0%と、同学年の男子や他学年の女子に比べ、極端に低くなっている。
同じく、「嫌いな教科」を男女別・学年別に見たのが【図8-③】である。好きな教科と同様に、「算数」(男子17.0%、女子30.3%)、「国語」(男子25.2%、女子12.2%)、「体育」(男子6.2%、女子10.7%)、「音楽」(男子7.5%、女子1.8%)で男女の差が出た。
また、「嫌いな教科はない」と回答した割合は、男女とも1年生では44.0%と半数ほどであるが、学年があがるにつれ、その割合は減少していく。でも、6年生になると再び少しだけ増加する。その理由は明確でないため、引き続きの調査が求められる。