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【図5-①】本(1か月に読む冊数)
「あなたは1か月の間に何冊くらい本を読みますか?」の質問の回答が、【図5-①】のグラフだ。
「1か月に読む本の平均」は、学年男女問わずに1人当たり4.9冊。男女別にみると、1~6年男子は4.0冊、1~6年生女子は5.8冊で、女子のほうが、読んでいる冊数が多い。
2014年9月調査では、1~6年生が1か月に読む本の平均は5.6冊であることから、今回の調査と比較すると、0.7冊分の読書量が少なくなっていることがわかる。
「読まない」率の全体平均は21%で、2014年9月調査の15.4%に対し、今回は上昇しており、読まない子どもの割合が増えていることがわかった。
「読まない」率を学年と男女別にみると、男子は(1年生21.0%→6年生33.0%)、女子は(1年生12.0%→6年生20.0%)で、1~6年生男子の平均は30.6%、1~6年生女子の平均は14.8%という結果がでた。
また、1年生から6年生にかけて、16.0%→26.5%と増えていて、学年が上がるにつれ読書離れが顕著になっている。
【図5-②】1か月に読む本の冊数と通信機器利用時間
「1か月に読む本の冊数と通信機器利用時間」をクロス集計した結果が上のグラフ【図5-②】だ。それによると、「1冊も読まない」の割合は通信機器利用時間が「30分未満」の子は18.2%であるのに対して、「2時間以上通信機器を使用する」子は43.2%に達していることから、通信機器の利用時間が長いと、本を1冊も読まない子が増えている傾向にあることがわかる。
余暇の時間にかける情報収集や楽しみとして、読書より通信機器利用に、より多くの時間が割かれていると推測できる。