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【図8-⑩】ICT教育(よくなかったこと)
【図8-⑩】は、逆に「パソコンやタブレットなどを使ってみて、よくなかった点は何ですか」という質問を行った結果だ。
それによると、「特にない」(38.0%)が最も多かった。
「特にない」を除いた場合の1位は「自分が使える時間が短かった」(19.9%)となり、4位にも「自分専用で使えなかった」(13.1%)が入った。学習用端末が全ての児童に行き渡らないことで、学習効果を十分に感じられない状況が生じている可能性がある。
また、3位「操作が難しかった」(14.0%)、5位「途中で動かなくなった」(9.4%)、6位「操作がよくわからなかった」(8.6%)といった、操作面での課題もあるようだ。子どもたちの操作技能の差を埋めることや、教材のインターフェースを分かりやすくすること、端末動作の安定性を高めることなどについて改善の余地がありそうだ。
ICT教材の導入・活用については未だ、自治体によってまちまちであり、良い面だけでなく課題点の検証も重要である。