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小学生白書Web版 2015年10月調査

【調査テーマ】「小学生の生活・学習・人間関係等に関する調査」

【特別編/自尊感情、いじめなど】
・いじめ(ある・ない)
★いじめの認識に子どもと学校の間でズレ?

【図10-⑧】いじめ(ある・ない)

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いじめの有無に対する子どもの側の認識は、どのようなものか、「あなたのまわりで『いじめ』はあると思いますか?」の質問をしたところ、【図10-⑧】の結果が得られた。

いじめについて、「見たり、聞いたりしたことがある」と答えたのは全体で25.4%。「いじめはない」が39.4%、「わからない」が35.2%となった。

一方、文部科学省が発表した『「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」における「いじめ」に関する調査等結果について』(平成26年度)では、小学校でいじめを認識した学校数は全体の55.3%となっており、この調査結果と合わせて考えると、児童と学校(教師)の認識にかなりの差があるのではないだろうか。どこまでをいじめと捉えるのか、その「許容範囲」の差が数字となって表れたのかもしれない。

また、学年があがるにつれ、いじめを見たり聞いたりしたことがある比率が増え、1年生では17%が、6年生では38.5%に達している。

男女で比較すると、全学年を通して男子のほうが「いじめがある」と感じる割合が高く、特に2・3年生では、女子より男子がそう感じている傾向が強い。

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