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【図10-⑩】いじめ(対処法)
「もし、いじめに気がついたら、子どもたちはどのように行動するか、「あなたは、クラスの子や仲間がいじめられるのを見たらどうしますか。あてはまるものをすべて選んでください」の質問をし、【図10-⑩】の回答が得られた。
いじめの対処法については、「先生に相談する」が全体の60.4%で圧倒的に高く、以下「助ける」(32.5%)、「家族に相談する」(27.5%)と続いた。(複数選択肢からの回答)
「助ける」と答えたのは、男子に多く、特に1年生男子は「助ける」と答えた小学生が43.0%と高い数値を示しているのが興味深い。
また男女別でみると、女子のほうが「先生に相談する」傾向にあることがわかる。文部科学省の『「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」における「いじめ」に関する調査等結果について』(平成26年度)では、担任の気づきがいじめの発見のきっかけとなった割合は小学校で12.5%に留まっている。これらを考え合わせると、「先生に相談する」「家族に相談する」という児童の思いを、どのように教師や保護者がキャッチして、いじめの早期発見につなげていくかが、いじめをなくす鍵となるだろう。