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【図7-①】通信機器の使用率
【図7-②】通信機器の使用率と目的
「あなたがふだん自分で使っている通信機器(家庭内の通信機器も含む)を教えてください」の質問を行った結果が上の【図7-①】だ。
使用率の高い順に並べると、1位は「パソコン」(30.6%)、2位「スマートフォン」(18.8%)、3位「タブレット」(18.3%)、4位「携帯電話(フィーチャーフォン/ガラケー)」(15.3%)となった。
小学生も、既に「スマートフォン」の普及率が「携帯電話(フィーチャーフォン/ガラケー)」を超えていることがわかる。
「自分で使っているものはない」の回答は学年が上がるにつれて大きく減少し、6年生では26.5%となるほど、7割以上の子が何らかの通信機器を保有するようになることがわかる。特に「パソコン」の使用率は高く、6年生では46.5%となった。
続いて、「その通信機器を使う目的は何ですか。あてはまるものをすべて選んでください」の質問を行った結果が【図7-②】だ。1位が「動画の閲覧」(47.1%)となり、インターネット上の動画配信サービスが小学生に広く浸透していることが伺える。3年生女子だけ23.2%と例外的に低い回答率となったものの、特に1~6年生の男子全体で回答率が高い。
総務省の「未就学児等のICT利活用に係る保護者の意識に関する調査報告書」(2015年7月)によると、情報通信機器を一度でも利用したことのある0~3歳児のうち、スマートフォンの利用率は68.5%と高く、70.1%が「動画閲覧(YouTube等)」に使用している。保護者が育児の補助ツールとして、幼いうちからインターネット上の動画に触れさせているケースも多いため、現在では子どもにとって動画閲覧は身近なものとなっていると思われる。
また、「家族との連絡手段」としての利用は全ての学年で女子の回答率が男子を上回り、「友だちとの連絡手段」でも4年生から6年生の女子では回答率が男子より高い。女子は、男子と比較して通信機器をコミュニケーションに活用していることがわかる。
なお、物語・漫画のどちらも、電子書籍の利用は全ての学年で10%を下回った。【電子書籍(1か月の読む冊数)】の調査結果からもわかるように、小学生では電子書籍を月に1冊も読まない子が9割を超えており、電子書籍は小学生には普及していないと言える。