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TOP > 小学生白書Web版 > 2010年9月調査 > 第2章 小学生の日常生活についての意識と実態
遠藤宏美(明治学院大学非常勤講師)
次に、小学生は今の自分をどのように見ているのだろうか。今回のアンケートでは、「得意なこと」と「自分を好きかどうか」を尋ねている。その結果をみていこう。
小学生は、自分のことをどのように思っているのだろうか。
図2‐14は、自分のことが好きかどうかを尋ねた結果である。
全体的に見ると、約2割(21.8%)の子どもたちが自分のことを「とても好き」と回答しており、「まあ好き」の約7割(71.3%)を合わせると9割以上と、ほとんどの小学生が自分のことを肯定的にとらえているといえる。
男女別に見ると、男子の方が若干「とても好き」である割合が高いが、「まあ好き」と合わせると女子とほぼ同じくらい、自分のことが「好き」であると感じていることがわかる。
図2-14.自分のことが好きか
学年別にみると低学年で「とても好き」と回答した割合が高く、高学年になるほどその割合は減少する。とはいえ、「まあ好き」と合わせればどの学年も9割以上の子どもが、自分のことを好きだと思っているようであり、自己肯定感の強さがうかがえる。