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【表B-5】インターネットをする時間(男子,%)
【表B-6】インターネットをする時間(女子,%)
平日にインターネットを「しない」小学生は、全体では半数以上いる(男子全体:54.4%、女子全体:58.3%)。しかし、学年別にみると、「しない」割合は、高学年になるほど、急激に少なくなる(男子1年:73.8→6年:25.2%、女子1年:66.0%→6年:35.0%)。学年が上がるにつれて、インターネットに接するようになる傾向が顕著にあらわれている。インターネットの利用時間をみてみると、全体では「30分」が最も多い(男子全体:24.8%、女子全体:26.4%)。しかし、「1時間」や「1時間半」といった比較的長い時間では、学年が上がるにつれて、利用者が多くなる傾向がみられる(例えば「1時間」では男子1年:9.7%→6年:15.5%、女子1年:4.9%→6年:20.4%等)。年齢を重ねるに従って、インターネットを利用する者が多くなるとともに、インターネットの利用時間が長くなるといえそうである。中学生(思春期)に近づくにつれ、子どもたちは、インターネットの世界に急激にのめり込んでいく。子どもはインターネットとどう付き合えばよいのか。社会全体に突きつけられた課題である。
(明治学院大学教授:石井久雄)