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【図F-1】おこづかいをもらっている者の割合(全体、学年別、%)
自分の興味・趣味が広がる小学生にとって、お年玉と並んで気になるのが、おこづかいをもらえるか否かだろう。そこで、お小遣いについて「あなたは毎月おこづかいをもらっていますか」との質問を設け、現在の状況について回答を求めた(図F-1 参照)。
小学生全体をみると、「もらっていない」と答えた割合が一番高く(51.7%)、次いで、「毎月決まった金額を、もらっている」(29.3%)、「金額が毎月決まっているわけではないが、もらっている」(19.0%)が続いた。小学生全体では、「もらっていない」子どもがかなりの割合でいる様子がみられる。
ただ、学年別にみてみると、学年が上がるにつれて、「もらっていない」という回答の割合は減り(1年:74.3%、2年:66.5%、3年:55.3%、4年:45.1%、5年:35.0%、6年:34.0%)、高学年になると、「毎月決まった金額を、もらっている」(5年:41.3%、6年:44.7%)が最も多くなり、次に「もらっていない」(5年:35.0%、6年:34.0%)が続く結果となる。学年が上がり、子ども達のお金の管理能力が高まるにつれて、保護者も月ごとのおこづかいを設定するようである。
(立正大学講師:丹治恭子)