【図T-8】友だちと話すこと(女子学年別,複数回答,%)
友だちと話すことを(3つまで選択)、性別学年別にみていくことにする。女子で特徴的だったのは、以下の5つの項目である。まず、「遊びや趣味のこと」は、学年が上がるにしたがって、割合が減少していく(1年:84.5%→6年:66.0%)。それに対して、学年が上がるにしたがって、割合が増加するのは、「テレビや雑誌のこと」(1年:35.9%→43.7%)や「ケータイやインターネットのこと」(1年:1.9%→6年:14.6%)といったメディアに関する情報。そして、「他の友だちのこと」(1年:23.3%→6年:39.8%)や「異性のこと」(1年:2.9%→6年:17.5%)といった人間関係の話題である。男子と女子とでは、成長とともに、友だちと話すネタが変化していく部分があるといえよう(図T-7参照)。
(明治学院大学教授:石井久雄)