2023年10⽉23⽇より、アドレスが変更になりました。https://www.gakken.jp/kyouikusouken/
トップページ、⽩書シリーズなど、お気に⼊りに登録されている場合は、お⼿数ですが変更をお願いします。
【表N-4】「嫌いな科目」トップ5(全体)
【図N-2】嫌いな科目の割合(全体、学年別、%)
【表N-5】「嫌いな科目」トップ5(男子全体)
【表N-6】「嫌いな科目」トップ5(女子全体)
つづいて、小学生の嫌いな科目についてみていこう。
小学生全体で嫌いな科目として挙げられたのは(表N-4 参照)、第1位が算数(22.9%)、第2位がなし(19.0%)、第3位が国語(18.1%)という結果となった。つづいて、割合は1割を切るが、体育(9.4%)、社会(6.9%)となる。算数は好きな科目・嫌いな科目共に1位であることから、好き/嫌いや得意/不得意が極端に出やすい科目であるといえる。
なお、この結果を学年ごとにみてみると(図N-2 参照)、嫌いな科目を「なし」と回答している小学生の割合が、学年が上がるにつれて減っていることがわかる(1年:35.4%、2年:22.8%、3年:18.0%、4年:14.6%、5年:11.7%、6年:11.7%)。好きな科目でも確認したように、嫌いな科目の結果からも、学年が上がるにつれて子どもたちの好みも多様化・細分化していく傾向がみてとれる。
また、嫌いな科目トップ5を男女別にみてみると(表N-5、表N-6 参照)、男子は第1位に国語(25.1%)、第3位に算数(13.9%)が入っており、女子は反対に、第1位に算数(31.9%)、第4位に国語(11.2%)が入っている。好きな科目で確認したことと逆の結果が出ており、男子は文系、女子は理系を苦手とする傾向が確認できる。
(立正大学講師:丹治恭子)