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小学生白書Web版 2013年3月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活に関する調査」

家庭環境
★家庭で英語を話す保護者は1割!?

【図U-1】保護者がしていること(全体・%)

図

ここでは、保護者の日常について見ていくことにしよう。

本調査では、「あなたの親や保護者はふだん、次のことをどのくらいしますか」という問いを設け、「子どもと話をする」「本を読む」「新聞を読む」「英語を話す」のそれぞれの項目について、「よくする」「まあする」「あまりしない」「まったくしない」の選択肢の中から一つを選んでもらった。

この結果をまとめたのが、図U-1である。まず、「子どもと話をする」割合は、「する(よくする+まあする)」の割合が97.2%であり、ほぼすべての家庭で、保護者と子どもとの会話が日常的になされている様子が確認できた。。

また、「本を読む」「新聞を読む」については、いずれも「する(よくする+まあする)」と答えた割合が6割、「しない(あまりしない+まったくしない)」との回答が4割との回答を得た。ただ、「新聞を読む」ことについては「まったくしない」の回答が22.5%あるため、新聞を購読していない家庭が一定数あることも考えられる。

さらに、「英語を話す」ことについては、「しない(しない+まったくしない)」の回答が89.9%を占めていることから、小学生のいる家庭で保護者が英語を話すことはめったにみられない光景のようである。「外国語(英語)」が教科に導入され、グローバル化が進行している状況の下でも、小学生にとって英語は身近なものとは言い難い状況がある。

(立正大学講師:丹治恭子)

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