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【表T-2】相談相手(女子,%)
小学生は困ったとき、誰に相談するのであろうか。女子全体では、4分の3の者が「お母さん」を挙げており、圧倒的多数となっている(女子全体:75.7%)。ちなみに、「お父さん」は、5%にも満たない(女子全体:3.9%)。女の子にとっての「お父さん」の存在感が気になる所である。なお、「同級生の友だち」が、2番目に多くなっている(女子全体:9.9%)。3番目は、「とくにいない」である(女子全体:6.5%)。相談相手がいない子どものことが、心配である。学年別にみると、学年が上がるにつれて、「お母さん」の割合が減り(1年:88.3%→6年:66.0%)、「同級生の友だち」の割合が増えている(1年:2.9%→6年:22.3%)。年を重ねるとともに、子どもたちは、保護者から友人へと、相談相手を変えていっていることが分かる。成長とともに、友だちのアドバイスの方を大切にしていったり、保護者に相談しづらい悩みが増えていったりするからであろうか。
(明治学院大学教授:石井久雄)