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小学生白書Web版

小学生白書Web版 2013年3月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活に関する調査」

おこづかい③
★おこづかいの使い道は?

【図F-4】おこづかいの使い道(全体、学年別、%)

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【図F-5】おこづかいの使い道(男子全体、学年別、%)

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【図F-6】おこづかいの使い道(女子全体、学年別、%)

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小学生はもらったおこづかいをどのように使っているのだろうか。「おこづかいをおもに何に使いますか」という質問を設定し、選択肢の中から一番の使い道を選んで回答してもらった。

結果をみると(図F-4参照)、小学生全体では、「本や雑誌」27.5%、「食べ物や飲み物」23.6%、「おもちゃ(ゲームソフト含む)」19.3%、「そのほか自分の好きなこと」18.4%の順で、回答の割合が高かった。

これを学年別にみてみると、「本や雑誌」との回答は、学年が上がるにつれて、その割合が高くなっていく(1年:9.4%→6年:42.6%)。「本や雑誌」は「食べ物や飲み物」に比べて単価が高いため、ある程度の金額をもらえる高学年になってはじめて、おこづかいの範囲で買えるものになるようだ。一方、「おもちゃ(ゲームソフトふくむ)」の割合は学年が上がるにつれて低下しており(1年:32.1%→6年:9.6%)、おこづかいの使い道が変化する様子がみられる。

また、結果を男女で比べてみると、「本や雑誌」を使い道として選んだのは、ほぼすべての学年で男子よりも女子の方がその割合が高く、一方、「おもちゃ(ゲームソフト含む)」を選んだのは、女子よりも男子の方が高い割合を示している。ここからは、おこづかいの使い道を選ぶ際の男女の嗜好性の違いが窺える(図F-5、図F-6参照)。

(立正大学講師:丹治恭子)

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