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【図H-7】女子が「嫌いな色」①(女子全体、複数回答、%)
【図H-8】女子が「嫌いな色」②(女子学年別、複数回答、%)
小学生たちは、どんな色が嫌いなのか。女子が嫌いな色ベスト5をみてみよう(「嫌いな色」を3つまで選択)。女子全体では、約4割の「茶色」が1位、約3割の「黒」が2位となっている(「茶色」:38.5%、「黒」:26.2%)。その後は、1割前後で「むらさき」、「ピンク」、「緑」が、3,4,5位となっている(「むらさき」:12.8%、「ピンク」:10.7%、「緑」:8.7%)。女子は、なぜ「茶色」が嫌いなのであろうか。「茶色」は、地味な色と思われているからであろうか(図H-7参照)。次に、女子の嫌いな色を学年別にみてみよう(図H-8参照)。特徴的だったのは、以下の3色である。「黒」は、学年が上がるにしたがって、嫌いな者の割合が減る(「黒」1年:34.0%→6年:17.5%)。「金色」と「ピンク」は、嫌いな者の割合が増えるということである(「金色」1年:3.9%→6年:11.7%、「ピンク」1年:5.8%→6年:12.6%)。「黒」は低学年で嫌われ、「ピンク」は高学年で嫌われる色なのかもしれない(図H-4も参照のこと)。学年によって、嫌いな色が変化する部分があることがうかがえる。
(明治学院大学教授:石井久雄)