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【図K-1】1か月あたりの読書量(全体、学年別、%)
長期休みには宿題として「読書感想文」が課されたり、学校生活の中に読書の時間が設けられたりするなど、小学生の時期にさまざまな文章に触れることは重要視されている。それでは、実際に小学生は、どのくらい本を読んでいるのだろうか。本調査では、「あなたは1か月にどのくらい本を読みますか」との問いを設けた。
小学生全体の結果をみると、「何も読まない」が10.3%、「1~4冊」が56.8%、「5~9冊」が16.3%、「10~14冊」が8.3%、「15~19冊」が2.3%、「20冊以上」が6.0%となった(図K-1参照)。1ヶ月に20冊以上本を読む読書好きの子どもがいることにも驚くが、半数以上の小学生は1ヶ月に1~4冊の本を読んでいることがわかる。ただ、1冊も読まない子どもも1割程度おり、本は誰にとっても身近なものとは言えないようである。
また、学年別にみてみると、学年が上がるにつれて、読む冊数が少なくなっていく様子がみられる(「1~4冊」1年:47.1%→6年:61.2%、「5~9冊」1年:21.4%→6年:14.1%、「10~14冊」1年:13.1%→6年:6.8%)。高学年になると、読書以上に惹きつけられるものが出てくるのかもしれない。
(立正大学講師:丹治恭子)