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【表T-1】相談相手(男子,%)
小学生は困ったとき、誰に相談するのであろうか。男子全体では、3分の2の者が「お母さん」を挙げており、圧倒的多数となっている(男子全体:64.9%)。ちなみに、「お父さん」は、1割程度にすぎない(男子全体:10.2%)。男の子が、「お母さん」の方を頼りにしている状況が明らかになった。なお、2番目に多いのは、「とくにいない」である(男子全体:12.0%)。相談相手がいない子どものことが、心配である。学年別にみると、学年が上がるにつれて、「お母さん」(1年:68.9%→6年:54.4%)、「お父さん」(1年:15.5%→6年:5.8%)の割合が減り、「同級生の友だち」(1年:3.9%→6年:14.6%)の割合が増える。年を重ねるとともに、子どもたちは、保護者から友人へと、相談相手を変えていっていることが分かる。なお、相談相手が「とくにいない」者の割合も、学年が上がるにつれて増加している(1年:6.8%→6年:17.5%)。高学年男子への目配りが大切である。
(明治学院大学教授:石井久雄)